映画【パッセンジャーズ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 飛行機事故の生存者のセラピストが不思議体験の話。

●感想

 ピアノのテーマ曲が美しくて、クライマックスを終えてのエピローグでは静かな感動を与えてくれました。ずっと雨雲が漂う映像も雰囲気を出していて良かったです。

 オチで驚かせるような展開ではなく、早い段階で真相がわかるようなヒントはたくさん出されていました。真相に気付いた時、主人公たちの表情なんかを見るとボクは結構感動してしまいました。こんなオチないわ。と思ってしまう人には肩透かしかもしれません。でも、アン・ハサウェイさんの全てがわかったときの笑顔なんか最高でした。物語に破綻はきたしていないと思いますし、上手くまとまっていたと思います。

 ただ、もう1人の主人公の男性が、やたらヒロインに迫る姿は。なかなかの気持ち悪さだと思いましたけど。けれども、その簡単な恋のエピソードもクライマックスの飛行機でのシーンで2人の関係がわかるので、少し納得で、それに証言を取っていく人たちが1人また1人と消えていくサスペンスを高めようという構成にはなっていますが。それでも退屈を覚える地味な展開でもありました。

 とはいえ、一体何が周りに起こっているのだろう? と興味を持って見れる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2010/01/05 Blu-ray

監督ロドリゴ・ガルシア 
脚本ロニー・クリステンセン 
出演アン・ハサウェイ 
パトリック・ウィルソン 
デヴィッド・モース 
アンドレ・ブラウアー 
クレア・デュヴァル 
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