映画【狼】感想

ookami DVDorBD

●こんなお話

 貧困層が強盗を働く話。

●感想

 オープニング。アリが幼虫を襲っているのを見つめる女性から始まり、印象的なスタートでした。
 そして、貧乏でやっと保険の仕事に就くことができた人たちを順々に紹介していき更に保険の仕事の辛さや大変さを見せてくれました。時代でしょうが、みんなが住む家の酷さったらないです。昭和の貧困層はこんなものだったと驚きの映像でした。

 そして、いよいよ追い詰められ強盗を決意して決行しますが。ここで今の生活を捨ててまで強盗をする気持ちになったのがよくわかりませんでした。貧乏で大変な生活だったのはわかりましたが、だからといって強盗をするのかな? という気持ちで見てしまいました。簡単に強盗が成功してしまうのも、緊張感が少ないと感じてしまう理由でした。

 強盗してからは、またそれぞれの強盗後の生活を順々に見せていくものですが。あまり有機的にそれぞれが絡まないので、面白味が感じられなかったです。大金を手にして、豪勢に振舞ったり子どもの手術費用にあてたりと。想像の範囲を超えるものではなかったです。

 その後の展開も、それぞれが追い詰められるわけでもなく。今の厳しい状況に至った過去を語ったりして、警察に追われるサスペンス度は低かったです。もう少し大金を手にして変化した登場人物たちを見せて欲しかったです。お金を手にしたけど、想像と違う方向に行くのか? 思い通りになるのか? そういったことを見たかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/04/03 DVD

監督新藤兼人 
脚本新藤兼人 
出演乙羽信子 
浜村純 
殿山泰司 
菅井一郎 
高杉早苗 
0
タイトルとURLをコピーしました