映画【無法松の一生(1958)】感想(ネタバレ)

Muhomatsu no issho
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●こんなお話

 人力車夫の一生の話。

●感想

 不器用だけど一生懸命、献身的にお世話になった家族に尽くす主人公にバッチリ感情移入できてみることが出来ました。日本人に生まれてよかったと思える作品でした。

 冒頭、警官が主人公を探しにきて。みんなで喋りはじめるオープニングから面白い雰囲気がびっしびし伝わってきて一気にひきこまれました。
 子どものために仕事をほったらかして、凧を一緒に直したり。一生懸命、運動会で一等を狙ったり。愛すべきキャラクターでした、無法松。 

 けれども現代人のボクから見ると、未亡人の高峰秀子さんはもう少し三船さんの気持ちを理解してあげようよと思ってしまうこともありましたが。
 それと、軍人さんとの交流があまりに短く。そこまで主人公が忠義を尽くす理由があるのかな? と思ってしまいました。

 日本の男のいい部分を見せてくれてとても面白い映画でした。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2011/04/16 DVD

監督稲垣浩 
脚色伊丹万作 
稲垣浩 
原作岩下俊作 
出演三船敏郎 
芥川比呂志 
高峰秀子 
笠原健司 
松本薫 
笠智衆 
飯田蝶子 
田中春男 
大村千吉 
多々良純 
稲葉義男 
宮口精二 
土屋嘉男 
左ト全 
小杉義男 
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