映画【狼たちの処刑台】感想(ネタバレ)

harry-brown
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●こんなお話

 大切な人を殺された老人がリベンジしていく話。

●感想

 奥さんの死に目に会えず、親友を殺されて。復讐に燃える熱い男をマイケル・ケインが渋い表情のみで伝えてくれて、しかも相手は人間のクズのような奴らで感情移入バッチリで見れました。
 アクションシーンの重たさは素晴らしくて、バンバン銃を撃つ主人公の迫力が凄かったです。音響もよかったです。
 拳銃を入手するために売人と取引する場面の緊張感もすごかったです。相手がやばいヤツというのがびしびし伝わってきました。

 ただ、クライマックスで復讐する相手を見つけるのが偶然すぎだったり。ちょっと、主人公が復讐を始めるまでが100分の映画なのに45分過ぎてからと。腰が重たすぎる感じを受けてしまいました。 

 それに、ずっと静かに復讐を遂げていくストーリーだったのに、クライマックスは突然に、強制捜査のシーンになって。途端に、騒々しいテイストになって驚きました。ちょっと、無理に盛り上げようとしてしまっている感じがしました。

 とはいえ、雰囲気バッチリの復讐劇で面白く見れました。特に主人公の今の生活を紹介する開始10分が素晴らしかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2011/04/08 DVD

監督ダニエル・バーバー 
脚本ゲイリー・ヤング 
出演マイケル・ケイン 
エミリー・モーティマー 
チャーリー・クリード=マイルズ 
ベン・ドリュー 
ジェイミー・ダウニー 
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