映画【マイノリティ・リポート 】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 犯罪が予知できる未来で自分が未来の殺人容疑をかけられて、んなわけないと逃走しながら真相に迫る話。

●感想

 2054年の世界の映像や小道具などのギミックや犯罪を未然に防げるという設定がカッコよくて面白かったです。

 犯罪を予知して未然に防ぐというものすごいシステム。その機関に勤める主人公が、そのシステムを操るときの指揮者みたいな動きとか網膜で全部監視際れていて、それをCMとかに利用していたり。バーチャルでいろんな体験をするサービスがあったり。車の未来っぽさなんかこの世界の生活感で見せていく展開でもありました。
 警官が持ってる嘔吐棒なる武器がスゴイんだかスゴクないんだかわからなかったり、微妙なダサさもそれが逆にカッコいいという。

 話はわかりやすくて主人公が信じていたシステムに自分が疑われて、無罪を明かすために真相に動く。主人公を追いかける嫌味な司法局の若手。主人公をかばう老上司。 この時点で何となく真犯人はわかりますが、テンポのいい展開と青白い映像の中での2054年の未来の生活で見せて2時間25分という長さですが気にならなかったです。

 ただ、途中に入るギャグなんかも全く笑えないですし。次の展開につながるコロガリも無茶苦茶だったりするのが気になりました。プリコグという預言者を誘拐するときに、捜査官に囲まれて、プリコグがいる水槽からどうやって誘拐するのかと思いきや、突然レバーみたいなのが出てきて、それを引くと水槽に穴があいてそこから逃げるという。外につながってるんだ。と思ってしまったり。 3幕目に真犯人が犯人しか知らない情報をうっかり喋ってしまうというおバカっぷりを発揮してから、主人公の奥さんが頑張る展開になりますが。そこからがチト強引な印象でした。駆け足で物語が終わってしまう印象でした。そしてプリコグが急に叫ぶのが怖い映画でした。
 
 とはいえ、ハリウッド映画らしくない主人公の息子行方がはっきりしなかったり、息子を喪失した悲しさから徐々にそれを乗り越えて成長する男の物語で面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2013/11/27 Blu-ray 2020/07/23 NETFLIX

監督スティーヴン・スピルバーグ 
脚本スコット・フランク 
ジョン・コーエン 
出演トム・クルーズ 
コリン・ファレル 
サマンサ・モートン 
マックス・フォン・シドー 
ロイス・スミス 
ピーター・ストーメア 
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