映画【マリグナント 狂暴な悪夢】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 夢か現かな体験で殺人を目撃しちゃう主人公の恐怖体験の話。

●感想

 研究所で電気がついたり消えたりする中、博士が記録映像を撮影していて悪性腫瘍の適切手術しないといけないうんぬんと語ってるツカミ。

 そして現在、妊娠している主人公が帰宅すると旦那が典型的なDV男。そして旦那が夜に何かの気配を感じて殺されちゃう。刑事とかから殺人の動機があると主人公に容疑の目がかけられたり。主人公が夢かうつつかでどこかの場所で知らない人が殺されるヴィジョンを見る。

 主人公は8歳で養子になったこと、ガブリエルという人物の事を思い出してそのことを育ての母親に聞くとイマジナリーフレンドとしてガブリエルというのと主人公が話していることがわかる。別の場所でツアーガイドが誘拐されて監禁されるエピソードが挿入されます。妹が主人公が昔いた病院に行って資料を当たったり刑事が主人公が昔いた病院の医師が狙われていることを知って、関係者のもとに向かったらもう殺されていて容疑者も現場にいてもみ合いになって追いかけっこしたり。

 そして主人公を催眠術で過去のことを聞いてたら天井から誘拐されていた女性が落下してくるショッキングな展開。主人公は逮捕されてめちゃ怖い留置所で襲われてたら、妹と母親が過去のビデオテープを再生したら表と裏が一体の双生児というのが判明。

 留置所で裏側のガブリエルが覚醒。刑務所で大暴れのクライマックス。育ての母親を狙って妹もピンチになって彼女たちを助けるために身体を支配されていた主人公が頑張って体を取り戻してガブリエルを閉じ込める。

 ジェームズ・ワン監督作品らしい縦横無尽に動くデジタルな長回し撮影がいっぱいで特にクライマックスの警察署でのくだりは盛り上がること間違いないカタルシスを得られるもので最高でした。連続殺人鬼の造形もJホラー的な長い髪にかくかく動くビジュアルもきもくて怖かったです。

 ただクライマックスの数分のアクションシーン以外はそれほど盛り上がる眠たい時間が多かったです。主人公が妊娠していて旦那さんと暮らしているけど、DVを受けたり旦那さんが何者かに惨殺されることがきっかけに物語が動き始めます。そして主人公の幼少時代に入院していたらしいと、この手の映画特有の主人公は肝心なところは覚えてないので、その記憶を探るサスペンス。後は怪物みたいな殺人鬼が過去の病院の関係者らしい人たちを惨殺していく。というのが繰り返されます。ここらへんも単調で、主人公が幻視する描写は主人公がひたすら叫んでるだけでただただうるさく鬱陶しいキャラクターでした。主人公の関係者が次々に殺されて行って、主人公の幻視が目撃情報になり刑事さんたちが動くてその通りとなって、主人公が当然怪しまれたり。

 怪物みたいな殺人鬼が果たして実在するのかイマジナリーフレンドなのかという疑惑がありながら進みつつ、主人公の記憶が解放されて真実がだんだん明らかになっていく。ある人が脱出した先が実は…というショッキングシーンから、ドリフのコントのような落ちっぷりからの主人公のスクリームのアップどーん! とか笑ってしまって笑っていいのかどうなのかという気まずいコメディ映画として受け取ってしまいました。それに案の定、主人公が入院していた廃病院に記録が残っていて、それで明らかになる真実。シャマラン監督の【サイン】を彷彿とさせるVHSを見た人のびっくりリアクションも笑ってしまうという。

 真実が明らかになって暴れまわる殺人鬼のラストの方はアクションものとして面白かったですが、それ以外は鈍重で退屈な映画で残念でした。【トータルリコール】な殺人鬼の設定は面白かったです。そして主人公はこの後、大量殺人で訴えられちゃうのかなと心配になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/11/15 TOHOシネマズ日比谷 2022/08/17 NETFLIX

監督ジェームズ・ワン 
脚本アケラ・クーパー 
原案ジェームズ・ワン 
イングリット・ビス 
アケラ・クーパー 
出演アナベル・ウォーリス 
マディー・ハッソン 
ジョージ・ヤング 
マイコール・ブリアナ・ホワイト 
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