●こんなお話
スーダンに孤児院を建設して。ゲリラに誘拐された子供たちを救う活動を行う元麻薬売人の話。
●感想
スーダンの内戦の歴史を知らないと、ちょっと感情移入しづらかったです。主人公が味方する組織と敵対する組織なんかの関係が把握しづらいです。とはいえ、そんな中での1番の犠牲者は子どもたちであることは間違いないです。
序盤は主人公がドラッグの売人をして荒れた生活をしているところが描かれますが。何十年にわたる出来事を128分で描くので、どうしても駆け足になってしまってこの映画でもなぜ主人公が宗教に目覚めるのかがわからなかったです。さっきまでナイフで人をめった刺しにしていたのに。
主人公は、偶然の出会いでスーダンに向かいそこで誘拐される子どもたちを守るために銃をとります。「暴力では何も解決しない」と理想論を語る人も出てきますが、その人が言っていることもわかりますが。この映画で描かれる体験を見てもそんなことが言えるのか。簡単に暴力と非暴力にわけて考えることができないと考えさせる映画でした。
とはいえ主人公も映画の中で悩みます。それは現実という問題で、お金がなくなり妻と娘とは連絡がとりづらくなり。また自分を狙撃したスナイパーが少年だったり、いくら頑張っても誘拐が後を絶たなかったり。何ともいえない気持ちになりました
批判をしたとしてもその行動力で子供たちを救おうとすることは尊敬できると思える映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2012/08/31 Blu-ray
リンク
監督 | マーク・フォースター |
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脚本 | ジェイソン・ケラー |
出演 | ジェラルド・バトラー |
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