映画【キル・ビル Vol.2】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ビルへのリベンジの旅を続ける主人公の話。

●感想

 荒唐無稽の復讐劇が続いて、今度はアメリカの荒野のトレーラーハウスやいきなり香港映画の世界に入ったりと相変わらずのオマージュいっぱいの後編でした。

 そのトレーラーハウスでの主人公と片眼の殺し屋との対決の狭いトレーラーハウスの中での戦いが盛り上がりどころで、煙みたいな砂や粉が散らばりながら戦う迫力がすごくてよかったです。途中でいきなりカンフーの達人に弟子入りして香港映画な世界観になったりするのも楽しいです。

 ただやっぱりタランティーノ映画特有の会話シーンが長いです。特にカタキ役のボスの台詞量は相当のボリュームでした。それでいて主人公との関係性の掘り下げになっているわけでもなく、ただただ長い印象なのが余計に体感時間を延ばしてしまうものだと思います。

 主人公も凄腕の殺し屋に全く見えず、敵を急襲しようと思ったら返り討ちだったり。敵を急襲しようとしたら…、涙。とか全然仕事がうまくいかないことが多くて、涙したり悩んだり迷いまくるキャラクターなので殺し屋失格なのではないかと感じました。生き埋めにされて師父から習った技で突破するのとかは面白いですが、面白かったのはそれくらいで。ボスの弟の殺し屋とか師父とか強そうに見えてたキャラクターがあっさりと退場していくのもがっかりするキャラクターでこれも盛り上がりに欠ける構成でちょっと盛り上がりに欠けた140分近い上映時間の映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/10/16 DVD

監督クエンティン・タランティーノ 
脚本クエンティン・タランティーノ 
出演ユマ・サーマン 
デイヴィッド・キャラダイン 
マイケル・マドセン 
ダリル・ハンナ 
ゴードン・リュー 
マイケル・パークス 
サミュエル・L・ジャクソン 
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