映画【この世界の片隅に】感想

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●こんなお話

 戦時中に呉で過ごす女性の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 テロップで年月が表示されて、主人公の女の子の日常が描かれていきます。兄弟と過ごして嫁入りして、のんびりな性格でドジばかりしながらお嫁さんとして頑張っていく姿が映し出される120分でした。そんな中、海軍の基地である呉が舞台のため、米軍の空襲が激しくなって、主人公の大切なものが奪われていく。当時の市井の人たちの生活が見られて資料的価値のある1本だと思いました。食糧難や空襲の恐ろしさを描きながらも毎日を楽しく過ごす人たちを優しいタッチのアニメーションで描かれると暖かい気持ちになれました。 

 ただお話として大きなうねりもなく淡々と過ぎていくだけにしか見えず「いつになったら物語が始まるのだろう?」と退屈に感じました。短いエピソードが連なっていて、すぐに年月が経って時間経過されていって、そこで集中力も途切れてしまい、登場人物の動機が今何なのだろうと読み取るのに苦労する作品でした。 

 とはいえ、当時の人たちも日中戦争から太平洋戦争に突入していた時代も今と変わらずに一般の人たちが生活していたのかと思うと怖くて、この映画の温厚で優しい人たちに支えられて帝国主義は成り立っていたのだろうか。それともこの人たちも本当に一部の帝国主義者の被害者なのだろうか。と勉強になる作品でした。そしてザ・フォーク・クルセダーズの歌って最高だな、と思わせるオープニングがよかった映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/12/13 109シネマズ川崎  2018/02/12 DVD

監督片渕須直 
脚本片渕須直 
原作こうの史代 
出演(声)のん 
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