映画【米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー 】感想(ネタバレ)

Beigun ga mottomo osoreta otoko, sono na wa Kamejirô
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●こんなお話

 終戦後から沖縄の真の独立を目指した沖縄市長のドキュメンタリー。

●感想

 恥ずかしながら、このドキュメンタリーが描く瀬長亀次郎さんという人物を知らずにその人となりを知ることができ、かついかに戦後の沖縄が植民地だったのかが知ることのできるドキュメンタリーでした。

 戦時中から戦場と化した沖縄。そこから自由のアメリカが解放者だと思って期待していたら、全く持って違っていて植民地支配となって沖縄県民の思いなど。戦後の混乱期の沖縄を知らなかったので、のんきに本土で暮らしている自分から見ていて何にも言えない気持ちになりました。

 アメリカ軍から逮捕され収容された後もリーダーとしての魅力から変わらず、むしろ沖縄民衆の結束を高めて市長当選まで行くけど。ここでもアメリカが妨害活動をして、追放しようと必死になる姿に大国としての寛容さ、自由と民主主義って何だろうと怒り、悲しみがどうしても湧いてしまう映像の数々でした。

 ただドキュメンタリーとしてもテレビ番組の特集コーナーのような映像で映画的な面白さがあまり感じられなかったり、アメリカ軍関係者や日本政府関係者側の意見も見てみたい気持ちもありました。

☆☆☆

鑑賞日: 2020/02/17  Amazonプライム・ビデオ

監督佐古忠彦 
テーマ音楽坂本龍一
出演瀬長亀次郎 
出演(声)山根基世 
大杉漣 
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