映画【JUDGE/ジャッジ】感想(ネタバレ)

judge
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●こんなお話

 密室に鎖でつながれた男女7人が時間内に多数決の投票して死刑にするのを決めていって、あーだこーだなすりつけあいをするという話。

●感想

 画面が特徴的で密室にたくさんのカメラが設置されているという設定で、そのカメラの映像だけで進んでいくのが特徴的で面白かったです。しかも最初は登場人物全員着ぐるみの頭をかぶっていて、誰が誰だかわからないという。更に途中から頭を出しても部屋の証明が暗かったりで、せっかくの有村架純ちゃんとかほとんどわからなかったのが面白かったです。後半に部屋の電気がついて……って展開。
 7人が鎖に繋がれてて、誰か? 何のために? という当然の疑問を持ちながら死刑を決める多数決の投票をしなくてはいけない。
 それぞれが過去に罪を犯してて「お前! が死ね」と全員で罵りあうという。そんな中、主人公だけ「みんなで生き残る方法を考えましょう」の一点張り。
 正直、最初のほうはこれが延々に続くのかとグッタリしながら見てましたが。しだいに動きがとれるようになってくると。アクションが付き始めて、単純にどうやって部屋から出るのかとかいう面白さが出てくるのと。
 投票までのタイムリミットが短くなって、誰がどう投票するのかという面白さ。そして意外な人物が意外な行動をするという面白さで結構楽しく見ることができました。

 ただ死ぬパターンが1つというのが面白味に欠けて、いろんなバリエーションの死に方で死んでいくというのでも面白かったかもしれないです。
 主人公とヒロインは何とか全員で助かる方法を考えるけど、周りの人物たちは全然まとまってくれない。けれどしだいに……。という終盤の展開なんかも楽しかったです。

 けれど、簡単に配電盤をいじっただけで部屋の電源をいじくれたり、タッチパネルについたてとかないから隣の人の投票覗き放題で何とでもできるよな、とか。ここで終わり! と不完全燃焼とも思わなくもないですが。
 80分という短さも退屈せずに見られて、画面の面白さ、人間の本性の現れるタイミングと意外性で面白かったです。

☆☆

鑑賞日: 2013/11/08 TOHOシネマズ南大沢

監督古波津陽 
脚本古波津陽 
川手ふきの 
原作外海良基
出演瀬戸康史 
有村架純 
田中壮太郎 
平良和義 
川手ふきの 
西丸優子 
佐藤二朗 
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