映画【JOLT ジョルト】感想(ネタバレ)

Jolt
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●こんなお話

 幼い時からブチ切れて暴れちゃうのが困るので電気を流して治療する方法でごまかしている主人公がデート相手が殺されたので犯人を捜す話。

●感想

 ナレーションで少女の誕生日パーティーで目の前の少年をぶん殴る少女。逃げる相手を追いかけたりして、親も問題を抱えているので軍隊とかに入って、その暴力性を鍛えられないかとなったりするけど暴れまわって問題児になってしまうらしい。大人になって怒って暴れそうになると自らスイッチを押すと体につけた電気が流れて怒りを抑えるというバイオレンスなアンガーマネジメントをする。

 出会い系なのか何なのか初めて会う人とデートをしようとして、レストランで外から相手を見て座らずに一言挨拶だけして帰ろうとするけど、いい感じになってデートを重ねていく。そして手料理をごちそうしてくれる話をして別れた後、その男性が殺される。刑事が自分に事情聴取をして、刑事は便りしにならないと判断して自分で犯人を捜そうと警察の証拠品とか漁ったりして、刑事と追いかけっこしたり。

 証拠品を家電製品見たいなところに持っていってそこに凄腕ハッカーみたいな女の子がいてその人に情報を取り出してもらったり。怪しい老人にまでたどり着いて、地下闘技場みたいなところで護衛3人と戦ったり、負傷した刑事をお見舞いして別の刑事に追いかけられて新生児室で赤ちゃんを投げて逃げたりとかしていきます。そして真相にたどり着きそうなところで捕まって血を抜かれて危ない医者みたいな人に殺されそうになるけど、当然主人公なので手錠を外して撃退。ついに真犯人のもとへ。という。

 怒ると手が付けられなくなるくらい暴れるために電気を流して抑えるという設定が面白く、レストランに向かうところからレストランの従業員やトイレの中にいる人など、1つの行動でイライラさせる人間が周りにいっぱいいて時限爆弾のようにフラストレーションが溜まって、妄想で暴れるシーンがあってすぐに正気に戻って電気スイッチで抑えるというコメデイ描写が楽しかったです。

 アクションシーンもたくさんありますが、正直アクションそのものの目新しさはなくてスーパーカーでのカーチェイスくらいでケイト・ベッキンセイルのアクションとかは面白さはそれほどなく盛り上がるアクションシーンはなかったです。

 話自体も真犯人でそうだったのか!? と驚く構成でもなく、真相が明らかになったところで面白さが上がるというお話でもなく残念でした。主人公の機械を調整するカウンセラーみたいなスタンリー・トゥッチさんの役どころも敵なのか味方なのか立ち位置がわかりにくかったです。

 ちょっとコメデイとしてもニヤニヤできたりゲラゲラ笑えたりするものでもなく、アクション映画としても新鮮さはなく、正直よくあるアクションコメディな仕上がりで残念な1本でした。

☆☆

鑑賞日:2022/02/22 Amazonプライム・ビデオ

監督ターニャ・ウェクスラー
出演ケイト・ベッキンセイル
スタンリー・トゥッチ
ボビー・カナヴェイル
スーザン・サランドン
ジェイ・コートニー
リリ・リッチ
デヴィッド・ブラッドリー
クリスチャン・ブラシントン
オリ・フェッファー
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