映画【明治天皇と日露大戦争】感想(ネタバレ)

Emperor Meiji and the Great Russo-Japanese War
スポンサーリンク

●こんなお話

 日本とロシヤが対立して開戦していくまでの天皇や政治家、軍人たちの話。

●感想

 御前会議でロシアとの外交交渉か戦争かとの話し合いがあったり、民衆がロシア許すまじと開戦の雰囲気が高まっていく。そして明治天皇は何とか戦争回避の道はないかと考えるけど、結局日ロ断交が決定。

 あとは有名な旅順港閉塞や陸軍の奉天、旅順攻略やクライマックスでは日本海海戦などの有名なエピソードが安定の当時の日本の役者さんの迫力で引っ張ってくれてエンタメとしても勉強としても120分でした。

 最新鋭の兵器で立て籠もった要塞に突撃していくだけで死者が増大して息子2人も戦死して「これで国民に顔向けができる」と語る乃木大将。白襷隊の壊滅や水師営の会見。

 二百三高地の戦闘シーンは横長の画面いっぱいに何百人も同時に映っていて奥や手前に爆発が起こってという映像が大迫力でした。陸戦は大迫力でしたが、クライマックスの日本海海戦は当時のミニチュア撮影が今から見るとミニチュア感いっぱいで迫力不足でした。

 とはいえ「本日天気晴朗なれども波高し」や「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」、東郷ターンなどの有名なエピソードを映像で見られてよかったです。

 明治天皇の詩なんかも合間に入る演出もあり、退屈せずに見られる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2022/02/15 DVD

監督渡辺邦男 
応援監督毛利正樹 
脚本館岡謙之助 
原作渡辺邦男 
出演嵐寛寿郎 
阿部九洲男 
高田稔 
武村新 
藤田進 
岬洋二 
江川宇禮雄 
広瀬恒美 
原文雄 
倉橋宏明 
信夫英一 
芝田新 
中村彰 
沼田曜一 
広瀬康治 
田崎潤 
鳥羽陽之助 
小森敏 
丹波哲郎 
明智十三郎 
天城竜太郎 
小笠原竜三郎 
浪野幹雄 
宇津井健 
タイトルとURLをコピーしました