●こんなお話
殺し屋ジョン・ウィックが100人くらい射殺する話。
●感想
殺し屋だけのルールがあって独特の世界観を持つのが面白い映画で、銃のソムリエや防弾スーツの仕立て屋に殺し屋世界だけで通じる金貨。とかマンガみたいな世界観が楽しくて、前作よりそれが強調されている2作目でした。
ただそのファンタジーさが強調されてしまっているため、リアリティとかも気にしてしまうというノイズが大きくなってしまっていると思いました。街中でバンバン殺しが起こっていて、一般人もいるのに巻き込まれることなく事件化することもない世界はどうなってるんだろう? と主人公が殺しまくっている中考えてしまってアクションの爽快感みたいなのも少なかったです。
肝心のアクションシーンも全部似たり寄ったりで緊迫感や緊張感はなく単調に過ぎていくだけでした。主人公が敵をひねって倒しているところを遠くからわらわらやってくる敵を射殺して地面に抑えつけた敵を射殺する。というのを何回見ればいいのか。銃を手に入れて「7発だけだ」と振りがあったのに、結局その意味なく100発くらい撃ってたりするので、あのくだりは一体何だったのかと考えてしまいました。
そして肝心の主人公の動機も前作にあった怒りは少なくなり、前にした誓約で仕方なく動いてるだけで、なんでホテル内で仕事はしてはいけないというルールを破ってまでカタキ役を殺そうとするのかがわからなかったです。
とはいえ、スーツをびしっと決めたキアヌ・リーブスはカッコいいし。【燃えよドラゴン】オマージュにも熱くなってしまう映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2017/07/10 TOHOシネマズ川崎 2018/04/09 Blu-ray
リンク
監督 | チャド・スタエルスキ |
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脚本 | デレク・コルスタッド |
出演 | キアヌ・リーブス |
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コモン | |
ローレンス・フィッシュバーン | |
リッカルド・スカマルチョ | |
ルビー・ローズ | |
フランコ・ネロ | |
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