映画【R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私】感想(ネタバレ)

jijyoujibaku
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●こんなお話

 平凡な家庭に生まれた女性が学生時代にネットで見た自縄自縛にハマり社会人になって会社でストレスを感じるたびに自縄自縛するけど周りにバレはじめて…な話。

●感想

 役者さん自身が長回しで自縄自縛していくシーンとかはいっぱい練習したんだろうな、と感心してみてました。
 物語として肝心の自縄自縛というキーとなる部分がイマイチ描き切れていないような気がしました。ただ単純に社会人として上手く生きられない人ということを描いてるだけで、緊縛というモチーフの意味がよくわからなかったです。
 アニメーションで主人公を始め恋人だったり家族の今までの人生が描かれる意味に一体何の意味があったんだろうか? と。恋人とかほとんど関係ないし、蛭子能収さんが出てくるのとかいるのかとか。笑えるけどそれは蛭子さん自身のキャラクターで笑えるのであって映画として面白いわけではないし。取引先の社長なんてコントみたいな人であんな社長成立するわけないし。家族が主人公の家にやってきて騒ぐだけ騒いで帰ってくエピソードとかいるんだろうか? と。

 自縛が性的快感なのかなんなのかがわかりにくいため、各エピソードとの結びつきが弱くて一体何を描いているのかが理解できずにコントみたいな部分だけが浮いてしまっていると思いました。

☆☆

鑑賞日:2013/10/27 DVD

監督竹中直人 
脚本高橋美幸 
原作蛭田亜紗子
出演平田薫 
安藤政信 
綾部祐二
津田寛治 
山内圭哉 
馬渕英俚可 
米原幸佑
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