映画【インフェルノ】感想(ネタバレ)

inferno
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●こんなお話

 今度はラングドン教授は記憶喪失になっている状態でスタートして、人類爆発に対応するために殺人ウィルスをばらまかれるってんで、3度目の世界ふしぎ発見の旅に出る話。

●感想

 相変わらずの世界遺産の旅は視覚的に楽しくて観光映画として楽しめるシリーズはさすがの面白さでした。しかも今回は主人公のラングドン教授は何者かに襲撃されて記憶喪失になっているというハンデ。

 とはいえ、世界遺産についてのうんちくはまだまだ健在で知識を披露して次はあっちだ次はこっちだと観光地へといざなってくれます。

 ただ序盤から中盤は謎が謎を呼ぶ展開で結局何でこんな手の込んだことを彼らはやっているんだろう? と話が解決に向かっているのにさっきの件はなんだったっけ? とノイズになってしまってミステリーとして楽しめませんでした。画面は派手でアクション映画に近くなっていてそういった派手さで楽しめました。クライマックスの爆弾を巡ってのバトルなんかもハラハラドキドキしました。

 インド系の組織のドンみたいな人がいきなり殺し屋としてめちゃ強くて彼が最初は裏でいろいろ指示していたのに現場に現れて暴れまわって、なんでこうなったのかと説明をしますが、それを聞いてもよくわからなかったです。それに世界保健機構って、普通に銃で武装して追いかけてくるんだとかこの映画で初めて知りました。ダンテの権威であるという主人公の友人とかも主人公の幻覚で蛇に噛まれたり、監視カメラでデスマスクを一緒に盗んだあの教授はどこ行ったんだとか謎が謎を読んだまま終わりました。

 ヒロインが途中で交代したり主人公の記憶が良いポイントで突然思い出したり、いろんな人たちの思惑が入り乱れて最初から思い出してみると結局何でこんな行動をしていたのかわからなくなっていきますが、120分次から次に出来事が起こるので退屈せずに見ることができました。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/03/03 Blu-ray

監督ロン・ハワード 
脚本デヴィッド・コープ 
原作ダン・ブラウン 
出演トム・ハンクス 
フェリシティ・ジョーンズ 
オマール・シー 
シセ・バベット・クヌッセン 
イルファン・カーン 
ベン・フォスター 

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