映画【晴れ、ときどき殺人】感想(ネタバレ)

heretokidoki
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●こんなお話

 コールガール殺人事件の犯人らしき人影を目撃した浅香光代さんが犯人らしき人物から脅迫電話を受けて偽証してしまう。アメリカ留学していた娘も帰ってきたけど犯人が身近な人物だって判明する。犯人を娘に言おうとした直前にお母さん死んじゃって、犯人を娘さんが捜査しようとする話。

●感想

 冒頭10分ほどは浅香光代さんのお芝居が全開で、それを超えると主人公がやっとこさ登場。
 物語の大半は主人公が住む屋敷で繰り広げられて、そこで犯人に間違えられている青年が屋敷に忍び込んで、なぜか匿うことになる。主人公に近い人物が犯人だということで、入れ替わり立ち代わり怪しい人物が登場してきて……。
 2人組の刑事とかのコメディなお芝居が続いたり、主人公が物を知らない世間知らずとかな描写が描かれていって、妙にエロかったりするシーンが続いていきます。

 ただ、主人公がコンタクトをやたらと気にするお芝居がそんなに関係なかったり。本編とは関係のないところが気になってしまって、殺人事件を暴いていくミステリーとしての面白さはほとんど皆無でした。
 冒頭で主人公の母親が偽証したために死んでしまう男性に対する救いが一切なくて、完全に忘れ去られてしまうというのが凄かったです。
 80年代な角川映画感いっぱいで、赤川次郎原作、井筒和幸監督、丸山昇一脚本な豪華な布陣なわりには個人的には残念な映画でした。

☆☆

鑑賞日:2014/06/13 Hulu

監督井筒和幸 
脚本丸山昇一 
原作赤川次郎 
製作角川春樹 
出演渡辺典子 
太川陽介 
松任谷正隆 
美池真理子 
伊武雅刀 
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