映画【ヘルボーイ ゴールデン・アーミー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 絶滅寸前のエルフ族が黄金軍団を率いて人類を滅ぼそうとするんでヘルボーイと仲間たちが戦う話。

●感想

 主人公が子ども時代に育ての父である博士から人間界と魔物の戦争が昔あって、魔物側の王子がゴールデンアー三ーという軍隊を作って人間と戦おうとしたけど人間との決着は先送りになったということで王子さまは不満。

 そのため人間界に再び攻め込むためにゴールデンアーミーを復活させるために必要な割れた王冠を集めるために人間のオークション会場に乗り込んで人間たちを襲撃。

 その事件を知った主人公たちの捜査官が会場に乗り込むと人間の姿かたちは見えなかったけど、実は歯の妖精という魔物が襲ってきて大変。人間にばれるなという上司の教えを無視して人間に姿をさらして正体をさらしてしまう主人公。

 ガス人間の新しい上司がやってきたりしつつ、魔物の王子が父親が持つ王冠のかけらを奪いに来て父を殺害、最後のピースを持っている双子の妹を探すけど妹は逃走。

 歯の妖精の死体をガス人間上司が復活させてトロール市場に手掛かりがあるということでそこに行くと主人公の相棒が王女を発見して接触。そこに王子の部下の巨体のトロルが出てきて主人公とバトルして主人公が倒す。

 それを聞いた王子が主人公たちの前に現れて巨大な樹木の魔物が出現してそれともバトル。そして胎児するけどその姿を人間たちに恐怖の対象になってしまう主人公たち。そんな状況がやるせない主人公。さらには主人公のパートナーが妊娠が発覚。

 王女を主人公たちがかくまうけどそこに王子がやってきて王冠の欠片を王女が隠してしまったので王女を人質にしてさらには主人公に槍を突き刺して主人公敗北。

 槍の欠片が体に入ってしまってのでそれを除去するためにアイルランドに飛んで廃墟にいた死神みたいなのに槍の欠片を取り除いてもらって主人公復活。

 王子たちのもとに乗り込んだ主人公たちだったけど、主人公の相棒が王女を取り返すために主人公たちに内緒で王冠の欠片を隠し持っていて王子に渡してしまう。とうとうゴールデンアーミー復活して主人公たちバトル。ゴールデンアーミーが数多くてきりがないので主人公が王子に決闘を申し込む。

 一騎打ちで王子を倒すけど殺すと王女も死んでしまうのでとどめはささない。王子が主人公の背後から襲おうとした瞬間に王女が自らの体を刺して死んでしまう。王子も亡くなり、ゴールデンアーミーも壊れる。

 主人公たちは仕事を辞めて現場を立ち去る主人公たち。そして主人公の子どもが双子ということが示唆されておしまい。

 ギレルモ・デル・トロ監督作品らしい美術とキャラクターデザインが全開となっている映画で出てくるキャラクターのギミックとかの面白さ、主人公たち以外の背景で動いているクリーチャーたちを見ているだけで楽しい作品です。

 地下で息を潜めて過ごしてきたエルフたちだっただけど、守旧派のおじいさんたちに嫌気がさした王子が人類を滅ぼそうと動き始めて、その計画を知ったヘルボーイたちの戦いという単純明快な話運びと美術やキャラクターデザインにアクション設計も見ていて面白くて盛り上がるエンタメ映画でした。

 カタキ役のエルフ王子のスピード感いっぱいのアクションもカッコよく撮れているし、パワー重視の主人公とのバトルも時計の歯車を使ったアクションや森の主だかの巨大樹木との戦いも宮崎アニメなキャラクターとの戦いも自分の好きなものへの愛情あふれるオマージュが伝わってきて幸せな気持ちになれました。煙の上司とかのデザインも最高です。

 ただ前作同様、主人公の相棒であるエイプが好きな人のために人類全滅より愛する人を選ぶという行動を簡単にとってしまったり、戦闘ではいつもやられていたりとあまり活躍の場がないのが個人的には残念でした。主人公の恋人の炎の力も序盤に使うだけで後半はあまり活躍の場がないのが残念でした。

 とはいえ、1作目より面白さが倍増した良い続編だと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2011/04/16 Blu-ray  2019/09/12 NETFLIX 2023/01/02 Amazonプライム・ビデオ

監督ギレルモ・デル・トロ 
脚本ギレルモ・デル・トロ 
原作マイク・ミニョーラ 
出演ロン・パールマン 
セルマ・ブレア 
ダグ・ジョーンズ 
ジョン・アレクサンダー 
ジェームズ・ドッド 
ルーク・ゴス 
アンナ・ウォルトン 
ジェフリー・タンバー 
ジョン・ハート 

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