映画【花束みたいな恋をした】感想(ネタバレ)

hana-koi
スポンサーリンク

●こんなお話

 出会って付き合う男女の5年の話。

●感想

 あまり恋愛映画に詳しくないですが、どっちか主人公片側の視点ではなく。同時進行で主人公2人のモノローグを描いていて、同じシーンだけど視点が変化して別の意味になるというタイムリープものや実はこうでしたという面白さである詐欺ものみたいな見せ方で引っ張ってくれる120分で面白かったです。それに主人公たちに襲い掛かる障害が特に大きなうねりではなく、就職などの誰にでも起こりうる環境の変化で主人公たちの気持ちが変化していくのも大げさな映画ではないのも主人公たちに共感や感情移入できる作りなのだと思いました。

 主人公たちそれぞれが学生時代のモノローグから始まり、あれよあれよという間に終電を逃して出会い趣味嗜好がバッチリあって好きになっていくウキウキ感ワクワク感も楽しいし、一緒に住んで映画や本やゲームを楽しむ姿にニコニコして、食べていくために働いて我慢することからストレスが発生してぎくしゃくしていったり。新しい出会いがあり、自分の知らないところで知らない話が進んでいって。

 最後にファミレスで自分たちの若い時のようなカップルを見て涙をする、というのも名シーンで、こういう選択を取って結果幸せになるというのが恋愛映画のセオリーであまり見たことないのクライマックスもよかったです。

 告白やら喧嘩とか大きな見せ場なども特にないけれど多幸感が伝わってきて京王線沿いがいっぱい出てきて楽しいし、カレーの器をいきなり持って食べるという人を珍しい気持ちで見る映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/08/06 DVD

監督土井裕泰 
脚本坂元裕二 
出演有村架純 
菅田将暉 
清原果耶 
細田佳央太 
韓英恵 
中崎敏 
小久保寿人 
瀧内公美 
森優作 
古川琴音 
篠原悠伸 
八木アリサ 
押井守 
佐藤寛太 
岡部たかし 
オダギリジョー 
戸田恵子 
岩松了 
小林薫 
タイトルとURLをコピーしました