映画【L.A.ギャングストーリー】感想

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●こんなお話

 LAのギャングと特捜チームの戦いの話。

●感想

 話は単純でLAを支配するギャングがいて、彼がどんどん支配を広めているので。正義感の強い保安官を集めてゲリラ戦を仕掛けて叩き潰すという。多彩なカメラワークに縦横無尽に動く映像。シンプルなストーリーで見やすい娯楽映画だったと思います。
 カーチェイスの見せ方だったり銃撃戦の撮り方なんかは綺麗で見やすいもので面白かったです。 

 が、いかんせんギャング映画としての重みは一切なくて。ツルツルと転がっていく展開に主人公たちが自分の気持ちをぺらぺらと喋るというわかりやすさ重視でリアリティというのは一切感じられず血の通っていない登場人物にしか見えなかったです。
 主人公が特命を受けて仲間集めをしますが、彼らが何故チームに加わるのか? そこに悩みはないのか? 一切ないです。ひたすら悪役退治へと突き進んでいく。それでやることと言えば、ギャングみたいな法律無視のアバランチのようなこと。これじゃあ主人公たちがギャングにしか見えない。一瞬、仲間が「俺たちとあいつらの違いってなんだろう」みたいなことを言いますが、答えは用意されてないです。ただただ憎き相手を射殺していく。
 そしてショーン・ペン演じる悪の親分は熱演ですが、ただただ怒鳴り散らすだけで全然怖くない小物感いっぱい。よくLAの支配者になれたな、と感心しながら見てました。

 LAに大物ギャングがいる。警察も手が出せない。主人公たちチーム結成。ギャングを潰していく。反撃されて傷つく。復讐心に火がついてクライマックスで銃撃戦。という
 登場人物の1人は悪役の愛人といい感じになる。この時点でどうなるのかわかっちゃうし、そもそも悪役の愛人に手を出すことに何の感情も持たないのか? あまりに軽すぎる展開。
 仲間の1人は「オレは息子がカッコいいお父さんの姿を見せたい」みたいなその後どうなるのか、わかりやすい台詞を言っちゃったりします。
 チームの仲間同士の絆だったりも薄いためクライマックスで敵地に乗り込む興奮はないので見せ場の連続でもむしろ退屈に感じてしまうという。
 絶対に手が出せない敵に対して主人公たちは何の恐怖や誘惑もないのか? ただただカッコよく拳銃を撃つことではなくて、そういうところを描いてこそ。怒ってるショーン・ペンに立ち向かえるのではないのか? と思いながら見てました。

 せっかくのカッコいい映像が全く退屈に思えてしまって、これでもかというわかりやすい展開にわかりやすいキャラクターたち。いわゆる紋切り型と呼ばれる内容で残念な映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2013/09/19 Blu-ray

監督ルーベン・フライシャー 
脚本ウィル・ビール 
原作ポール・リーバーマン 
出演ライアン・ゴズリング 
ジョシュ・ブローリン 
ショーン・ペン 
ニック・ノルティ 
エマ・ストーン 
アンソニー・マッキー 
ジョヴァンニ・リビシ 
マイケル・ペーニャ 
ロバート・パトリック 
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