映画【ガメラ2 レギオン襲来】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 宇宙からの飛来物から怪獣が出現して電波を敵と勘違いして、北海道民をジェノサイドを手始めに日本の大都市を攻撃しはじめ、ガメラも飛んできて戦う話。

●感想

 宇宙から北海道に謎の飛来物がやってきて墜落する直前に制動しているらしいとか、ビール工場で謎の生物が現れたり、伝送網から移動しているらしいということを追いかける主人公たち。

 そして札幌に謎の草体が出現して爆発するぞということが判明。さらに地下鉄に小さい怪獣が現れて救出しようとする自衛隊。札幌にガメラが現れて草体を破壊して去る。大きい怪獣も出現して空自が撃墜する。

 今度は仙台に草体が出現。避難する主人公たちのところに巨大怪獣が現れてガメラが頑張る。その間に草体が爆発してガメラも石化。巨大怪獣のレギオンは次は首都に迫っているということで自衛隊が防衛ラインを設定。レギオン襲来を阻止する作戦。

 けども戦車隊損耗率50%や空自も小型レギオンに苦戦したり、石化したガメラの復活を子どもたちが願うとガメラ復活。再びレギオンと対戦へ。小型レギオンがいたらガメラが勝てないということで、主人公たちが電磁波を出して小型レギオンを誘導。そのあいだにガメラは地球のパワーを使ってレギオンを消滅、小型レギオンもヘリコプターの攻撃で壊滅。人類が地球を攻撃したらガメラが敵になるかもねといった話をしておしまい。

 レギオンとは何者で何が目的なのか? ガメラは人間の味方なのか? というのを描きつつ、小型レギオンが現れる北海道。巨大な草体が出現して大爆発を起こしてしまうのを阻止する自衛隊や学者さんたち。
 特撮のビジュアルが素晴らしくて、ガメラに小型レギオンが群がる姿や仙台での草体の大爆発。そしてクライマックスの巨大レギオンの動きを阻止する自衛隊の火器の数々の攻撃やガメラのプラズマ火球やレギオンの赤い触手などのすべてがカッコいいです。
 ガメラの攻撃もバリエーションがあって面白いです。でも、結構ボッコボコにやられて最後の最後でいきなりの逆転には驚きました。

 そして、レギオンの攻撃を阻止しようとする主人公たちの行動や怪獣が出現した時の社会のマクロな動きも少しだけですが描かれて面白いです。1番はやっぱり自衛隊の行動で、レギオンの防衛ラインを突破を阻止するために展開するシークエンスが盛り上がります。師団長の「我々の火器は無限ではない」や「状況終了」のカッコいいこと。

 ただ主人公の女性が、何故そこまでレギオンの生態に詳しくガメラにこだわる理由とか自衛隊が地下鉄で生存者を発見したときにいきなりスライド写真みたいになるとかわからないところもありますが、頑張る自衛隊に傷だらけのガメラが熱い映画で面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2013/06/27 DVD 2023/09/02 NETFLIX

監督金子修介 
特技監督樋口真嗣 
脚本伊藤和典 
出演水野美紀 
永島敏行 
石橋保 
吹越満 
藤谷文子 
川津祐介 
長谷川初範 
沖田浩之 
田口トモロヲ 
大河内浩 
螢雪次朗 
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