映画【フロム・ダスク・ティル・ドーン2】感想(ネタバレ):夜明けまで逃げ切れない 強盗×吸血鬼の狂乱劇

From Dusk Till Dawn 2: Texas Blood Money
スポンサーリンク

●こんなお話

 銀行強盗しようとしてたら仲間が吸血鬼になって襲われる話。

●感想

 銀行強盗で服役していたルーサー・ヘッグスが刑務所を脱獄し、彼を執拗に追うテキサス・レンジャーのオーティス・ローソンから逃亡するところから始まる。
 ルーサーはかつて共に犯罪を重ねたバック・バワーズに連絡を取り、「最後に一度だけ大きな仕事をやろう」と持ちかける。バックは現金輸送に詳しいC.W.ナイルズ、短気なジーザス・ドレイヴン、若者のレイ・ボブを集め、メキシコで銀行を襲う計画を再始動させる。

 一行はメキシコのエル・コヨーテ・モーテルで合流する予定だったが、単独で向かっていたルーサーは夜道でコウモリを轢いてしまい、車が故障する。徒歩で辿り着いたのは、かつて大量殺戮が起きたバー、ティティ・ツイスターだった。
 そこでバーテンダーのレイザー・エディと出会うが、轢いたコウモリが彼の仲間ヴィクターだったことが判明し、二人は正体を現してルーサーを襲う。噛まれたルーサーは吸血鬼へと変貌してしまう。

 吸血鬼となったルーサーはモーテルに戻り、無関係の宿泊客を殺害し、さらに仲間のジーザスを噛んで同じ存在へと変える。
 その後バックたちと合流したルーサーは異変を隠したまま、銀行バンコ・ブラボスの強盗を実行に移す。換気口から侵入したルーサーは警備員を殺害し、内部から鍵を開けて仲間を招き入れる。

 しかし計画は次第に崩れ、C.W.も噛まれて吸血鬼化し、仲間たちは次々と人間であることを失っていく。異変に気づいたバックは逃走を図るが警察に拘束され、銀行はメキシコ警察とSWATに包囲される。吸血鬼となった一味は圧倒的な力で応戦し、警官たちを次々と殺害していく。

 夜明けが近づき吸血鬼たちは追い詰められるが、突如として日食が発生し、太陽光が遮られる。再び優位に立った吸血鬼たちは暴れ回るが、やがて日食は終わり、太陽が姿を現す。
 逃走を図ったルーサーはバックに刺され、光に包まれて消滅し、レイ・ボブも灰となる。

 最終的に生き残ったのはバック、オーティス、保安官エドガー・マクグロウのみだった。
 サイレンが近づく中、オーティスは暗黙の了解としてバックを見逃し、バックは奪った金を手に砂漠の彼方へと姿を消しておしまい。


 強盗映画として始まり、途中から一気に吸血鬼ホラーへ転調する構成は、シリーズらしい大胆さがありました。エレベーター内で巨大コウモリに襲われる場面や、銀行内で次々と仲間が異形へ変わっていく流れは、展開の速さも相まって勢いがあります。

 ただ、主人公側が吸血鬼に対して有効な対策をほとんど取らず、結果的に仲間同士の内輪揉めと朝日頼みで決着がつく点は、盛り上がりに欠ける印象を受けました。
 終盤で登場する協力者たちも描写が浅く、感情移入しにくいのは惜しかったです。

 それでも、銀行強盗という犯罪映画の枠組みを吸血鬼ホラーで塗り替えていく発想自体は面白く、前作の世界観を引きずったB級感を楽しむ一本としては、独特の味わいがある作品だと感じました。

☆☆

鑑賞日:2022/08/28 U-NEXT 2026/01/26 U-NEXT

監督スコット・スピーゲル 
脚本スコット・スピーゲル 
デュエイン・ウィテカー 
原案スコット・スピーゲル 
ボアズ・イェーキン 
出演ロバート・パトリック 
ボー・ホプキンス 
デュエイン・ウィテカー 
ミューズ・ワトソン 
ダニー・トレホ 
ブレット・ハレルソン 
ティファニー・ティーセン 
ブルース・キャンベル 
タイトルとURLをコピーしました