●こんなお話
1976年の日本の離島で島民全員が失踪して生存者1名だけ。その人が「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」と発狂している。時間が経って主人公の女性が弟とともにその離島にやってくる話。
●感想
やたらと役者さんたちが大げさなお芝居をして今、目の前で起こっていることをそのまま台詞で話してしまうというのが凄いです。冒頭の誰もいない島のレスキュー隊員なんかは全部説明台詞で見てて笑ってしまいます。
そして、ホラー映画で致命的なのはやたらと暗い画面で見づらいしで何が起こってるのかわかりくいのが乗り切れない要素の1つだと思いました。
この映画の重要なモチーフのサイレンが鳴りますが、これが物凄いウルサイという。そして喋ってる声は小さいので何喋ってるのかわからない。
最初から怪しい島民たちが登場しますが、何故かゾンビみたいになって襲ってきますが。主人公がサイレンが聞こえると襲ってくる。けれども実は……なオチ。
そのオチだったら、主人公が途中で今現在の島民たちの写真が1976年の人たちだと驚く主人公が全く意味をなさないという。というか、島民失踪事件が全く関係ないのが映画そのものの設定を崩してしまっていて反則だと思いました。
島民が失踪したのが実は……だった。だったら普通に超常現象ではなくて普通に記録に残っているはずなのに。何で摩訶不思議な感じになっているのか、ちょっと80分程度の映画なのに辛い映画でした。
☆☆
鑑賞日:2013/09/26 Hulu
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監督 | 堤幸彦 |
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脚色 | 高山直也 |
出演 | 市川由衣 |
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