●こんなお話
ベトナム帰還兵が戦友がみんな死んだことにへこんで、ある街にやってきたら警官たちにいじめられて怒り爆発させる話。
●感想
ベトナム戦争の戦友の家を訪ねたら戦争の後遺症か癌で亡くなっていることを知る。街を歩いてたらいきなり警官に声をかけられて食堂に行こうと思ったら問答無用で街の外へ追いやられる。
街に戻ろうとしたらいきなり逮捕されて警察署へ。警察署でボコボコにされてベトナム戦争のトラウマが蘇って主人公暴走。警察署を脱走してバイクで山に逃走して、追いかけてくる警官たちを1人ずつ負傷させたり、ヘリで撃ってくる警官に石を投げて警官落下したり。
警官を撃退して警官たち怒ってるところにベトナム戦争時代の上官が現れて主人公はゲリラ戦のプロだと脅す。上官が無線で呼びかけて投降するように言うけど、州兵が主人公の隠れた洞窟をロケットで破壊。死んだと思った主人公は州兵のトラックを奪って街へ。
街のガソリンスタンドとか銃砲店を爆破して警官と一騎打ちして警官を負傷させる。主人公を取り囲む警官隊の中、上官が説得して主人公がベトナム戦争で死んでいった戦友たちを思い出して涙したあとに投降。
理不尽に逮捕されて警官たちにいじめられて、ベトナム戦争のトラウマから一気に怒りを爆発させる序盤から逃走してゲリラ戦に突入していくのが単純にエンタメとして面白いです。憎き警官たちを1人また1人とやっつけていくのが主人公のランボーのベトナム戦争の英雄としての能力を紹介していて、めっちゃ怖いという。
カタキ役の警官との一騎打ちのクライマックスから上官にベトナム帰還兵に対する社会の迫害に涙ながらに訴える姿は感動的ですらありました。音楽や主題歌も盛り上がる要素の1つで素晴らしかったです。
圧倒的不利な状況を突破していく娯楽映画の面白さに当時のアメリカ社会の暗い部分が合わさった面白い映画だと思いました。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2015/02/15 Hulu 2025/01/13 Amazonプライム・ビデオ
監督 | テッド・コッチェフ |
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脚本 | マイケル・コゾル |
ウィリアム・サックハイム | |
シルベスター・スタローン | |
原作 | デイヴィッド・マレル |
出演 | シルベスター・スタローン |
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リチャード・クレンナ | |
ブライアン・デネヒー | |
デイヴィット・カルーソ | |
ジャック・スターレット | |
マイケル・タルボット | |
デイヴィッド・L・クロウリー |