●こんなお話
レイプされた主人公が犯人捜しをしながら生活する話。
●感想
冒頭の襲撃からそれが終わってからの主人公のリアクションから今まであまり見たことのない反応をするので一気に掴まれる主人公でした。強い女性なのかな? 思いきやフラッシュバックで襲われるところを思い出したり、防犯スプレーとか手斧を購入したりして自衛の手段を講じたりして強い女性でもない様子。
そして母親に困る娘であり息子に孫が生まれるけど頼りなかったり、ゲーム会社で社員に恨まれていたらしかったり、共同経営の親友とその旦那さんとの関係であったり、お向かいさんの夫婦との関係であったりと周囲の人間も魅力的に描けていて130分興味深く退屈することなく見ることができました。
犯人がわかって真相にたどり着くというところで終わるのではなく、そこからさらに広がっていって、ここからも枠組みだったり常識みたいなものを自分自身で撃ち破っていくので戸惑いながらも痛快な映画でそれでいてブラックジョークもいっぱいで笑えるところもあってよかったです。
息子さんの子どもの肌の色のところで苦笑いしてしまう映画でした。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2018/06/24 DVD
リンク
監督 | ポール・ヴァーホーヴェン |
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脚本 | デヴィッド・バーク |
原作 | フィリップ・ディジャン |
出演 | イザベル・ユペール |
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ローラン・ラフィット | |
アンヌ・コンシニ | |
シャルル・ベルリング |
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