映画【DUEL 荒神】感想(ネタバレ)

Aragami
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●こんなお話

 山奥の廃寺に傷だらけの侍が助けを求めて逃げてきて、寺の主に介抱される。寺の主は戦の神の荒神で自分じゃ死ねないから殺してくれと戦いを挑んでくる話。

●感想

 雷が鳴り響く中、夜の廃寺に傷だらけの足軽2人がやってきて倒れる。主人公が目覚めると傷が治っていて介抱されている。

 男性と女性がいて主人公は感謝する。「ゆっくりしていけ」ということで食事と酒を出されて楽しむ。けど一緒に来た友人は助からなかった話をされる。そして友人の遺体を返してくれと話すけどなかなか返してくれない。

 そしてこの近くに天狗が出るという噂があると話したり、そして男は自分が天狗であると本気で話す。そして最終的に主人公を救ったのは自分と戦って殺してくれと頼む。最初は断るけど、相手が本気だと知ってさらに主人公もちょっとやそっとじゃ死なない体になってしまってやることに。

 そこから一騎打ちが始まって、1回殺されるけど自分の存在に気づいたうんぬんみたいな話をして復活。暗闇で戦って気づいたら主人公が勝って、今後は自分が神様として戦いに明け暮れるのであったでおしまい。

 時代劇というより「マジかよ」とか現代語が飛び交うヴィジュアル重視のアクション映画で、この世界観を受け入れないと、そもそも見て見てるのがキツいと思いました。
 それを鑑みても、70分とこの内容じゃチト長くて、ラスト20分までアクションシーンはほとんどなくて北村監督作品お得意のギャグが挿入されて戸惑うという。笑えるシーンですよという音楽が流れるのが余計笑えなかったです。

 傷を治した侍が食事をして「ここには天狗がいるんだ。それをはオレだ」云々な会話があり、それを信じない侍。本気の荒神のやりとり。何回、お酒飲みながら荒神の説明をするんだろう? と冷たい目線で見てしまいました。肝心のアクションシーンも20分も2人だけでシャキーン! シャキーン! というのを見せられてもだいぶ退屈感に襲われてしまいました。結局、復活した侍は宇宙人だったのかな? と疑問が残る映画でした。

☆☆

鑑賞日:2014/05/16 DVD 2023/12/18 DVD

監督北村龍平 
脚本高津隆一 
北村龍平 
原案増本庄一郎 
桐山勲 
出演大沢たかお 
加藤雅也 
魚谷佳苗 
榊英雄 
坂口拓 
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