映画【ドライブ・アングリー】感想(ネタバレ):迫力のアクション満載!のんびり楽しめるシンプルなアクション映画

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●こんなお話

 カルト教団にリベンジする主人公の話。

●感想

 真面目に見ようとすると逆に脱力してしまうこと間違いなしの映画でした。アクションシーンは部分部分で迫力があってすごいけど、全体のストーリーには退屈な時間がかなり多かったです。

 物語は孫娘を助け出そうとする主人公、不死身の追跡者、そしてカルト教団という3つの対立軸がありますが、この中で追跡者の存在感は強いものの、孫の救出という本筋にはほとんど関わらない。結局はただ邪魔をしているだけのキャラクターになってしまっていて、それが退屈さの原因になっていると思いました。銃撃戦やカーチェイスの見せ場を担っているだけなので、正直まるごとカットしても物語の本筋には影響がないとか感じたり。

 一方でカルト教団は地味な存在感で、こちらもバランスが悪く。いくらカルト教団が強くても、簡単には倒れない主人公や追跡者に勝てるとはとても思えず、説得力に欠けると思いました。

 さらに主人公と追跡者の関係も物語の中でほとんど明かされずに終わるため、盛り上がりに欠けます。二人だけがわかっている設定にされてしまい、うちわで話を終わらせるのはもったいなかったです。

 とはいえ、全体的には肩の力を抜いてのんきに楽しめるアクション映画としては十分に機能している作品だと思いました。

☆☆

鑑賞日:2012/12/10 Blu-ray

監督パトリック・ルシエ 
脚本トッド・ファーマー 
パトリック・ルシエ 
出演ニコラス・ケイジ 
アンバー・ハード 
ウィリアム・フィクトナー 
ビリー・バーク 
トム・アトキンス 
トッド・ファーマー 
デビッド・モース 
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