映画【ダウンサイズ】感想(ネタバレ)

downsizing
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●こんなお話

 人間が小さくできる技術のある世界で主人公も小さくなってそこで生活する話。

●感想

 前半は主人公が小さくなるまでを描いていて、そこで会社として成り立っている世界を丹念に描いていくのは面白かったです。体毛を剃って歯を治療して全裸になってというんを流れ作業で見せていくのとかよかったです。 

 ただ小さくなってからの中盤から小さくなった人たちだけの世界になってしまって、ほとんど小さくなったことがあまり関係のない世界に見えてしまって退屈でした。その世界での格差や貧困なども描かれていきますが、別にダウンサイズの世界だからどうとかでもないように見えてしまうため、特に何も起きないまますぎていく130分といった印象でした。前半では人間が小さくなったことにより経済問題が起こったりしているのが描かれたりするのは面白かったのに後半ではあまり感じられなかったです。 

 アレクサンダー・ペイン監督作品らしく人間とは? 幸福とは? みたいなことを描いてはいますが、後半に行くにつれて話がどんどんと広がっていって一体何の話だっけ? と見ていて風呂敷だけが広がっていってとっちらかったまま終わる映画で残念でした。

☆☆

鑑賞日: 2018/07/17 Blu-ray

監督アレクサンダー・ペイン 
脚本アレクサンダー・ペイン 
ジム・テイラー 
出演マット・デイモン 
クリストフ・ヴァルツ 
ホン・チャウ 
クリステン・ウィグ 
ローラ・ダーン 

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