映画【Dolls ドールズ】感想(ネタバレ)

dolls
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●こんなお話

 3つの愛の物語の話。

●感想

 日本の素晴らしい四季がたくさんで、見ていて面白かったです。色鮮やかさに感動しました。ただ、美しい映像を並べただけであざといような印象を持ってしまいました。

 冒頭の人形浄瑠璃が6分ほど入りますが、これを見続けるのがなかなか退屈です。

 最初に社長の娘との結婚式を控えてる主人公ですが、かつての恋人が自殺未遂をしたと知ると式を投げ出し恋人のもとに向かいます。
 この主人公は、どうして社長の娘と結婚しようと決めたのか? 親のためらしいですが、それでも簡単に結婚式を投げ出してしまうなんて。社長の娘さんがかわいそうだと思いました。

 そして、恋人を病院から連れ出し。何をするのかと思ったら、ホームレスになってしまうだけで。一体、何がしたいのかがわかりませんでした。仕事とかできないのでしょうか?
 特に最後の20分ほどは、ひたすら歩いてる映像だけで進むので見てるのが辛いです。

 ヤクザさんのエピソードも、毎週土曜日に弁当を持って待ち続けるなんて。よくよく考えたら、怖すぎる話だと思いました。ヤクザさんも、隣に座って何するわけでもなく。昔のことを思い出すだけで、この人をまだ思っているのなら。何かアクションをしてもよさそうですが。何もしないってのを見せられてもきついです。

 アイドルのエピソードも、特にアイドル自身のほうの気持ちがわからず。自分のために目を失ったファンを見て、どう思うのか。ただ、並んで歩いてるだけで終わるってのもそこにドラマはないと思いました。

 主人公達の気持ちのぶつかり合いがないので、退屈に感じてしまいました。ただ、人物の紹介に100分くらい使っている印象で。もう少し、恋人に対して。思っている人に対して何をしたいのかを見せてもらいたかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/21 DVD

監督北野武 
脚本北野武 
出演菅野美穂 
西島秀俊 
三橋達也 
松原智恵子 
深田恭子 
武重勉 
岸本加世子 
津田寛治 
大家由祐子 
大杉漣 
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