映画【ディープ・ブルー2】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 製薬会社の実験施設で1作目とおんなじ感じになる話。

●感想

 シリーズの続編というのは1作目と同じことをやっても全然ありだと思いますが、だいたい同じことをやっても拡大再生産というか。スケールがアップしたり数が増えたりと何かしらのアップ差が楽しかったりするものですが。この2作目は1作目をすべてスケールダウンしていて残念な2作目でした。

 冒頭でフカヒレのために密猟をしている悪い漁師がいて彼らがサメに襲われて亡くなる。そこにサメの専門家みたいな人が現れて犬笛的な装置を使って隊形を組んで泳ぐサメを操って施設へ戻す。特にここのサメによる殺人が問題になることなく、専門家の人たちも「人を殺しているかもしれない」ということしか言っていないのも笑える設定でした。

 話自体は1作目と全く一緒でサメをパワーアップさせる研究をしていて、実験優先で専門家の反対意見を無視する悪い社長さんがいて、案の定、サメが襲ってきて施設が沈没するの中の脱出。起こる出来事も見せ方も1作目と同じですが、施設自体の規模や役者さんの華やかさ全てがダウンしていて微妙な気持ちになりました。

 子どものサメがピラニア的に襲ってくるというのが1作目との違いですが、水が泡吹いて近づいてきて役者さんが水の中に消えていくという演出が続くだけで面白さはなかったです。親サメの方の見せ方も安いCGというのも迫力不足でした。

 面白かったのは社長がクスリを使ってハイになるときの表現が、数式みたいなイメージ映像が重なるのが2回あるのが笑えました。その社長の退場の仕方も気合が入った真上からの飛び出しとか社長周りの演出が全体的に笑えてよかったくらいです。

 ちょっと全体的に悲しい気持ちになってしまう1本でした。

鑑賞日:2021/05/13 Amazonプライム・ビデオ

監督ダリン・スコット 
出演ダニエル・サヴレ 
ロブ・メイズ 
マイケル・ビーチ 
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