映画【抱きしめたい 真実の物語】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　タクシードライバーのお兄ちゃんとお姉さんが好き好きになっていく話。

●感想

　2人の出会いがあり喧嘩しながらも好き好きになり、ムーディーな回転木馬でいちゃついて付き合うけど。案の定、2人の間に立ち塞がる障害として両親が現れます。ヒロインが障がい者だからと話も聞かずに不機嫌になってしまう親もどうなのかな?　とか思うし。娘を思ってのことだとわかるけど、ヒロインのお母さんのビンタ攻撃すごいです。
　どうやって親を説得するのかな?　と思いきや、できちゃった結婚という強行突破。そこから一転してみんなが協力者になって、後はそんなに盛り上がる要素がなくなってしまえるように思えました。結構、順調に行く2人をずっと見せられるという。

　この2人じゃなきゃ描かれないポイントって何だろう?　別に他のカップルでも誰でもいいのではないか?　と不思議な気持ちになる映画でした。途中のヒロインが事故に遭ってからリハビリの映像なんて果たしてあんなに長く描く必要があったのかと疑問でした。【リリィ・シュシュのすべて】の旅行シーン並に必要ないと思いながら見てました。
　ラスト15分で急展開しすぎで戸惑うし、出産という人生の一大イベントとなりそうなのがあっさりだし、その後の展開に戸惑ったまま気持ちをどうしたらいいのだろう?　ともやもやしたまま終わる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/01/11　TOHOシネマズ南大沢