映画【コン・エアー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ロン毛のニコラス・ケイジがまわし蹴りして決め顔する話。

●感想

 これでもかというステレオタイプなキャラクターたちがドッカンドッカン爆発させるのを楽しんで見ることができました。
 なぜか一堂に極悪人を護送することになり。案の定、乗っ取られて正義感いっぱいの主人公が戦うと。麻薬捜査官がおとり捜査みたく乗っていますが、全然プロに見えず、出だしから焦ってやられる感いっぱいでカタキ役たちを制圧しようにしますが案の定……。な結果、見てるとニコラスが余計な口出ししちゃってるように思えます。

 わかりやすくてテンポもよく良いアクション映画だと思いました。特撮なんかもよく出来ていて、今見ても全然見られるもので凄いです。

 いろんな極悪人たちが出てきますが、ジョン・マルコビッチは変人には見えますが、悪人顔に見えず、まさかの「サヨナラァ」と日本語まで披露してくれます。ナンバー2のビング・レイムズは顔つき最高に悪くて怖いですが、途中にやってくるスティーブ・ブシェミ演じる連続殺人鬼にビビる姿が凄いです。
 そのスティーブ・ブシェミも怖そうなんですが、結局何もせずそのまま映画終了というよくわからないキャラクターなのもよかったです。人間の本質が見抜けるみたいなこと言って、ニコラスに「おめーと一緒にすんな」と一蹴されてるのが印象的でした。

 護送機乗っ取られ、地上の捜査官が「味方いるかもしれない」といろいろ動く、使えない捜査官が事態をややこしくする。というお決まりのパターンの中、「友だちは見捨てない!」と頑張る軍人の主人公。奥さんに絡んだチンピラを殴って「軍人の手は殺人兵器」と10年だか刑を食らってしまうという悲しい過去の持ち主ですが、意外と刑務所生活を満喫してるのがさすがニコラス・ケイジ。

 そして血まみれで汚れたラビット人形を手に会ったことのない娘に手渡す。初対面のお父さんが血まみれだったらこの子トラウマになるんだろうなと思った映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2013/03/22 Hulu

監督サイモン・ウェスト 
脚本スコット・ローゼンバーグ
出演ニコラス・ケイジ 
ジョン・キューザック 
ジョン・マルコヴィッチ 
スティーヴ・ブシェーミ 
ヴィング・レイムス 
ミケル・T・ウィリアムソン 
モニカ・ポッター 
ランドリィ・オールブライト 
レイチェル・ティコティン 
ニック・チンランド 
コルム・ミーニー 
エム・シー・ゲイニー 
ダニー・トレホ 
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