映画【クロニクル】感想

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●こんなお話

  DVな父親と難病の母親なネクラでいじめられっこの青年と兄貴分のいとこのお兄ちゃんとさわやか青年が、謎の物体に触れたら超能力を手にしてしまって、だんだんと暴走していく話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログから

●感想

 POV方式の映画ですが、POV方式の映画の弱点思う部分がこの映画でもアクセル全開で85分ほどの短い映画ですが。かなりの退屈に感じてしまう映画でした。


 主人公の家庭の事情があり学校でもからかわれたりして女の子にもモテなかったりと、不遇な生活を送る主人公。この日常が開始10分くらい。ここだけでPOV方式の映画で疑問に思う「何でそこまでしてカメラで撮り続けてるのか?」という疑問が終始ノイズになって物語に入り込めなかったです。

 そして話は展開していきますが、ダラダラ感の会話が続くので引き込まれないままでした。主観映像がこの物語に上手いこと機能しているとは到底思えなかったです。超能力でカメラを浮かすというワンアイデアのみで進むのが辛い演出でした。。

 ただ展開としては早くて開始10分で超能力を得てしまうきっかけが起こるのはよかったです。けれども早かったのはそこまでで、ここからが本筋がスタートしなくてはいけないのに。主人公たちは何をするのか? ただただ騒ぐ、という。やたらとテンションの高くていたずらして叫んでの繰り返しで冷たい視線のまま進む主人公たちでした。


 スーパーでいたずら、駐車場でいたずら、物を動かしたり、宙を飛んで騒いだり。映像的に空を飛んだり物を動かしたりというのも新鮮さは皆無で何百回と見てきた映像。それをダラダラとはしゃいでる人たちを見て何を感じればいいのか。

 映画が動くのは開始50分すぎてから。85分しかないのに、そこまで何も起きないのがちょっと何の映画なのかわからなかったです。
 ブログに記録するからと何でも映すヒロイン的な人も出てきますが、時間をかけて描いてる割にはあまり関係のない人物。だったら最初から出さなくてもいいキャラクターでした。それでいて「Hしちゃった」とカメラに告白するような女性。何でもかんでも喋って、絶対秘密とか話してはいけない人物としか思えない。

 パーティで騒いだり学園祭みたいなので騒いだりしてダラダラと超能力を手に入れた日常を物語の大変を描いていって。ラストでやっと暴走が始まる。
 クライマックスでやっと対立が生まれてぶつかりあう。カメラが日常にある全てのカメラというのは視点としては面白いですが、作品として面白味があるかと思えばただただ見づらいだけだったと思います。

 この流れはあきらかに遅かったです。開始20分あたりから、暴走する男と阻止する男の対立で見せないと迫力ある映像も何の効果もないと思いました。
 ほとんどが超能力で馬鹿騒ぎする青年たちの日常でグッタリの映画で残念でした。DV父親も難病母親もブログヒロインも、ただの記号な描かれ方だったのもこれまた残念で、ちょっとどこを見て面白いと感じればいいのか難易度の高い映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2013/09/28 TOHOシネマズ府中  2017/11/12 Blu-ray

監督ジョシュ・トランク 
脚本マックス・ランディス 
原案マックス・ランディス 
ジョシュ・トランク 
出演デイン・デハーン 
アレックス・ラッセル 
マイケル・B・ジョーダン 
マイケル・ケリー 
アシュレイ・ヒンショウ 
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