ドラマ【ブレイキング・バッド THE FINAL SEASON】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　　とうとうウォルターの正体がバレて、警察から追われたり家族からも恨まれ殺し屋集団がブルーメスをジェシーを使って麻薬精製したりジェットコースターの展開になっていく話。

●感想

　フリング・グスタボがいなくなり、もう終わりかと思いきや自分たちだけでビジネスを継続しようとして案の定トラブル続出になっていく。

　マイクは孫娘にお金を残そうとするけれど間抜けな弁護士きっかけに自分が売られそうになって逃げるけど、捕まっている事情を知っている9人の居所を聞き出そうとして揉めたり。その9人をウォルターの命令で殺害するというマフィアのボス的な主人公です。

　お金をもうけたのでもう足を洗うウォルターだけど、全然関係を絶てなくてさらにはとうとうハンクにもバレてしまってピンクマンきっかけでウォルターを追い詰めていく。けれどもとうとう終わったと思いきやウォルターが使っていた怖い犯罪者集団がやってきちゃって…。

　その後もとうとう家族が崩壊して自分の存在を変える業者に頼んで一ヵ月雪小屋で過ごしてお金を子どもに残そうとするけれど、息子は受け取らないので一緒に会社を立ち上げた旧友に大金を家族に残すように頼んで、さらに犯罪者集団を倒そうと計画。ジェシーは犯罪者集団に幽閉されてブルーメスづくりをやらされて逃げ出そうとするけれど失敗、愛する人を殺されて…という悲劇。そして主人公が犯罪者集団に乗り込んで車に仕掛けた銃で一掃していくという。

　ブルーメスの王様ハイゼンベルグの正体がわかって一気に対立の構図が爆発していく面白さが最高です。

　ハイゼンベルグ逮捕に向けて執念を燃やすDEA。家族に何とかお金を残そうとして殺し屋集団に邪魔になる人を殺害させるけど、それが悲劇の方向に転がっていく。
　バラバラになった家族で孤独になったウォルターの寂れた感じが見てて辛いし、ジェシーは監禁されて廃人みたくなる。それにしてもジェシーが好きになる人はとんでもない結末になってしまうのが凄いです。ハンクきっかけからの皆さんのお芝居が辛くて最高でした。ずっと感情を爆発させていくのとかどうやって演出したり演技しているのか知りたいです。

　本当に面白くてどうしてこんなことになっちゃんだろうと悲しくなるドラマシリーズでした。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2014/10/31　NETFLIX　2023/01/27　NETFLIX