●こんなお話
アメリカのテレビ局で起きたセクハラスキャンダルの話。
●感想
テレビ局のトップがその権力を利用して、女性たちにセクハラをしていたという事実を知ることができるといった教科書的な意味のある作品だと思いました。
ただエンタメ映画としては終始淡々と描かれていくだけで、そこにトップを訴えた女性たちが権力サイドからの攻撃に耐えるとか反撃するカタルシスとかあまりないもので残念でした。
最初にトップを訴えたキャスターが後に続く女性たちがいなくて味方がいないのがだんんだんと訴える女性が増えてきて逆転していくとか。現在のトップキャスターが昔セクハラされていたのに、最初は静観しているけど訴えるかどうか悩むとか心の葛藤もあっさりとしたものでした。新人キャスターも外野から事件を眺めているだけで、最後に仕事について語るモノローグが入るだけで急な心情吐露でついてきないモノローグでした。
トップのセクハラ発言を録音していたのが決定的で逆転するとかも台詞で語られるだけで映像として見せてくれないのでカタルシスとかは一切なかったです。あとこの邦題はもうすこしどうにかならなかったかな? とか思っちゃいました。
豪華キャストの競演といった映像が見ものの映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/08/12 Blu-ray
リンク
監督 | ジェイ・ローチ |
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脚本 | チャールズ・ランドルフ |
出演 | シャーリーズ・セロン |
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ニコール・キッドマン | |
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ジョン・リスゴー | |
ケイト・マッキノン |