映画【ビフォア・サンライズ 恋人までの距離】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 列車の中で出会ったアメリカ人とフランス人が、そのまま翌朝までウィーンの街を歩きながら語らう話。

●感想

 100分間、わずかな脇役さんたちが出てきますが、主人公2人のみの会話劇がメインとなっていますが。それでも退屈しないのが不思議でした。ウィーンの街の風景も効果的になっているのかも知れないですが、ひたすら議題を出して自分の考えや思いを言葉に出すというのが西洋人さすがだな、と勉強になりました。
 長回しでアドリブみたいに喋る2人ですが、どうやって撮影されているのか気になりました。

 ひょんなことから出会って、とりとめもない会話をして好感をもって恋に落ちていく。という描写をウィーンの街並みの映像が効果的にあわさって、何とも淡い気持ちにさせてくれるもので、ただ2人が会話しているだけなのに見ててソワソワしてしまうのがさすがでした。
 そして翌朝の電車で別れると決めてあるので、別れの辛さ。せっかく運命で出会ったのにここで終わりにしていいのかと、これほど見てて辛いものはなかったです。

 1つの議題に対して自分の考えや気持ちを話せる知性とか教養がある人たちでカッコいいなと思える映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/09/05 DVD

監督リチャード・リンクレイター 
脚本リチャード・リンクレイター 
キム・クリザン
出演イーサン・ホーク 
ジュリー・デルピー 
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