映画【BAD LANDS バッド・ランズ】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　特殊詐欺で生きる主人公たちが大金を手にして何とか海外逃亡しようとしたり過去に性加害を受けてた相手にリベンジしようとしたりする話。

●感想

　バットランズというアジトで主人公が特殊詐欺のリーダーと話をして、教授と呼ばれる受け子と出会ってターゲットや合図の確認をして、実際の受け渡しをしようとするけれど刑事たちが張り込んでることを察知して中断。

　主人公がホームレスたちと話をしたり、リーダーに自分の弟を紹介して一緒に詐欺グループを行おうとしたり、東京では凄い投資家がかつて主人公を性奴隷にしていて、主人公の事が忘れられずに今も探している描写があったり。

　弟が闇賭博の会場に行って最初は勝ちまくるけどあっという間に負けが込んで首が回らなくなって、賭場を仕切っている人にその肩代わりに殺人の依頼を受けて、実行するけど失敗。そのまま特殊詐欺グループのリーダーが姉を虐げていると思って殺害しようとして、主人公も協力して殺害。

　リーダーの持っている大金を得ようと暗証番号とかハンコとかを探して何とかしようとするけど、連絡が取れなくなったことによりサブリーダーや掛け子が怪しんできたりして、主人公は殺されそうになるけどホームレスの1人が助けに来てくれて窮地を脱出。ホームレスがかつてリーダーと一緒に仕事をしていた時の暗証番号を思い出して大金を手にするのを協力。

　主人公が弟を待つけど、弟は投資家の命を狙う。主人公は賭場の人に海外でお金を使えるように強制的に手数料払ってやってもらう。そして刑事チームの捜査が迫っているところを変装して脱出しておしまい。

　キャラクターたちがみんな立っていて主人公姉弟をはじめ、脇役の皆さんのキャラクターのそれまでの人生背景がどういう風に生きてきたのか気になる人たちだらけでした。刑事チームの射撃が上手い女性警官や賭場にいる声がかすかすの男性とかホームレスの人たちとか男性投資家とその秘書チームの人たちとかすごく気になりました。

　ただ最初はどこに向かっているのかわかりにくく、しかも弟が賭場で借金をしてから強制的に殺人の依頼を受けてそこでどんどん出来事が大きくなっていくというのとかも急でちょっとついていけないところがあったり、投資家へのリベンジが簡単すぎてあっさり感で盛り上がりにかける印象を受けました。

☆☆☆

鑑賞日:2023/10/10 イオンシネマ海老名