●こんなお話
心停止したりパニック障害を発症したり健康に気を使いつつ上司に汚職疑惑がかけられたので真犯人と戦う話。
●感想
マイクの車でスピードを出していたところ、マーカスが気分を悪くしジンジャーエールを買いに降りた場所で強盗に遭遇。しかしマイクとマーカスは力を合わせて強盗を撃退する。その後マイクの結婚式でマーカスが友人代表として挨拶をし、感動のあまり涙を流しますが、その場で心停止を起こして倒れてしまいます。
心停止したマーカスは幽体離脱を経験し、亡くなった上司から「まだここに来るのは早い」と告げられる。ほどなくして病院で目を覚まし、スピリチュアルな世界に目覚めたような様子を見せる。帰宅すると家族に温かく迎えられますが、様子が少しおかしく、家族からは心配されつつ甘いものを禁止される展開です。
一方、悪事を働く者たちが亡くなった上司の口座に送金しろと脅迫し、その上司を殺害する事件が起こります。上司の汚職疑惑が報道され警察も捜査に乗り出しますが、主人公たちは彼の潔白を信じています。さらに死んだ上司からの映像が届き、彼が事件を追っていたことが判明。最初の手掛かりとして元犯罪者で現在はアーティストの人物に会いに行きますが、その人物は暗殺され、主人公たちは刺客との銃撃戦を繰り広げます。
アーティストの映像にはQRコードが隠されており、そこから上司の「バッドボーイズ、頑張れ」というメッセージが見つかります。前作で敵対していたマイクの息子が犯人の顔を知っていることが判明し、息子は刑務所で襲撃を受けて命の危機に晒されます。
主人公たちは息子をマイアミへ護送するためヘリで移動しますが、敵の襲撃を受けヘリは墜落。墜落後、レイシストの服と車を奪って水商売の知人のもとに逃げ込む。しかし賞金首となった彼らは捕まり、さらに別のギャングや上司の娘である捜査官に追われて激しい銃撃戦を展開していく。
警察の後輩の協力で監視カメラの映像を得て、主人公たちの家が襲撃されるもマーカスの義理の息子である海兵隊員が暗殺部隊を撃退します。ただしマイクの妻と上司の孫が誘拐され、情報漏洩の疑いから主人公の上司の恋人である市長候補が内通者であることが判明。内通者を捕らえ、偽の音声を使って犯人と交渉に臨みます。
閉鎖されたワニ園での人質交渉は失敗に終わり、銃撃戦へ発展。ワニと戦いながら犯人を倒し、元上司の娘も憎しみを超えて息子を見逃す決断をします。汚職疑惑も晴れて事件は解決でおしまい。
ドローンのように縦横無尽に動くカメラワークやテレビゲームのような映像のアクションシーンは迫力満点で楽しめます。ワニとの戦闘も新鮮で、主人公マーカスの健康問題や甘いものへのこだわりがコミカルに描かれ、マーティン・ローレンスのドアップがスクリーンに映る場面は印象的でした。
マーカスの心停止後に始まる精神世界の描写は意外性があり、マイクの妻のところに突然現れる上司の孫が人質になるシーンなど、ドラマとしても楽しめました。義理の息子が強力な戦力であることも見どころです。やや長めの展開もありますが、シリーズの続編として十分に楽しめるエンターテインメント作品に仕上がっていました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2024/06/22 イオンシネマ座間
監督 | アディル・エル・アルビ |
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ビラル・ファラー | |
脚本 | クリス・ブレムナー |
出演 | ウィル・スミス |
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マーティン・ローレンス | |
ヴァネッサ・ハジェンズ | |
アレクサンダー・ルドウィッグ | |
パオラ・ヌニェス | |
エリック・デイン | |
ヨアン・グリフィズ | |
ジェイコブ・スキピオ | |
メラニー・リバード | |
タシャ・スミス | |
ティファニー・ハディッシュ | |
ジョー・パントリアーノ |