映画【あずみ2 Death or Love】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　前作で生き残った刺客2人が最後のターゲットである真田昌幸を狙う話。

●感想

　アクションシーンのバリエーションがいくつかあってクライマックスに向かってどんどん盛り上がっていく見せ方は面白く見ることができました。が、いかんせんお話が単純に退屈という。

　真田昌幸を狙う主人公たちですが、途中で出会う山賊の1人が主人公が好きだった男に似ていて戸惑う。その山賊も主人公に一目ぼれして「自分たちの仲間になれ」とグイグイくる。そして主人公は「戦争をなくすために戦争を起こすヤツを斬る」という行動の動機が信念となってますが、山賊が「戦争はなくならない」という言葉と主人公の相棒が新しく仲間になった忍者にそそのかされて、散り散りになるという。
　そして仲間は裏切り者によって……。何だかこの映画、主人公が動くたびに周りが死んでいくという。主人公がとんでもない疫病神と化すという。

　真田昌幸は何故か南光坊天海を大軍で狙うという。徳川と戦うというのはわかりますが、何故、天海を狙うのかがよくわからないという。
　主人公が悩む暗殺をしても意味があるのか?　ないのか?　という悩みもあまり伝わらないし。冒頭で、敵の忍者と戦って鎖帷子で斬れないという話もそこだけでしたし。

　登場人物がまるで漫画のような人物で血が通っているように思えないのが1番の問題だと思いました。

☆

鑑賞日:2013/10/05　DVD