映画【男たちの挽歌II】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　ニセ札偽造組織のごたごたの話。

●感想

　ストーリーはなかなかのハチャメチャっぷりで、勢いで押し切ってテーマ曲ガンガン流れて二丁拳銃が出てくればそれだけでテンション上がります。

　物語の最初は潜入捜査もので始まりますが、だんだん警察出てこなくなっちゃいます。それに、前作で死んだ男の双子の弟が出てくるニューヨークでの中華料理店での西洋人のたかりのシーンは長く感じました。ただチャーハンを粗末にしてはいけないという教育という点ではよかったです。
　しかもこのチョウ・ユンファのケンというキャラクターの掘り下げが甘くて、後半、全員が揃ってもそんなに盛り上がる気持ちにはなりませんでした。気がおかしくなってしまったおじさんに食べることを教えるチョウ・ユンファ笑顔、不気味です。

　クライマックス。人口密度高すぎな銃撃戦に笑いそうになります。ただ弾丸と火薬の量でハイテンションになる勢いが凄かったです。レスリー・チャンは一発でやられちゃったのに、いくら撃たれても死なない主人公たちが熱いです。勢いで突っ走ってカッコいい銃撃戦が見える面白い映画でした。

　そして、暗闇でも黒いメガネをしている殺し屋のおっちゃん。かっこよかったです

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/02/13　Blu-ray