映画【シェイプ・オブ・ウォーター】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 冷戦時代のアメリカの研究所でアマゾンの奥地から連れてこられた半魚人的な生物に恋する清掃員の話。

●感想

 ギレルモ監督作品らしいアートな美術と1960年代のアメリカってこんな素敵な国なのかなと映像的には思えるけど、そこで起こることは物凄く残酷というファンタジーでした。 

 ただ【美女と野獣】的なラブストーリーとしても【ET】的なサスペンスもどっちとしても中途半端な印象の映画でした。 

 主人公がなぜクリーチャーに恋をしたのかが明確な理由もなく簡単にクリーチャーと心を通わせて感情移入しちゃったり、研究施設の警備がゆるゆるすぎて脱出ものとしてのハラハラドキドキや脱出してからの追いかけられるサスペンスとかもほとんどなく簡単に流れていっちゃいました。この映画の警備はマイケル・シャノン演じる軍人1人しかいなくてスケールの小ささを感じてしまいました。 

 障害者に同性愛者に黒人にスパイにとマイノリティの社会のはみ出し者たちがが善なる行動をして軍人がいかにもな悪というキャラクター配置もわかりやすすぎて面白身に欠けるキャラクターたちだったと思いました。 

 モンスター映画であり政治サスペンスでありバイオレンスやユーモアや時にミュージカルまで入れ込んでのごった煮の映画で退屈はしなかったですが、特に心に残るものはなく。大人の寓話なんだと言われちゃそれまでですが、軍人さんの奥さんと子どもが可哀そうな映画でした 

☆☆☆

鑑賞日: 2018/03/02 TOHOシネマズ川崎 2019/02/05 DVD

監督ギレルモ・デル・トロ 
脚本ギレルモ・デル・トロ 
ヴァネッサ・テイラー 
原案ギレルモ・デル・トロ 
出演サリー・ホーキンス 
マイケル・シャノン 
リチャード・ジェンキンス 
ダグ・ジョーンズ 
マイケル・スツールバーグ 
オクタヴィア・スペンサー 

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