映画【ミッション:インポッシブル】感想(ネタバレ):潜入×裏切り×列車バトル!名作スパイスリラー

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●こんなお話

 主人公の諜報部員が任務に就いてたら、敵にチームを全滅させられた上に自分に濡れ衣着せられて、逃げながら黒幕を探し出していく話。

●感想

 スパイチームのリーダーが管理していたCIAの極秘情報リストが何者かに盗まれ、そのリストを盗んだ犯人と買い手を突き止めて確保するという任務が下される。主人公たちはパーティーに潜入し、それぞれが変装や尾行、エレベーター操作などを駆使してターゲットを追跡するが、ハッカーが殺され、作戦は途中で中止。仲間も次々に爆破や銃撃、刺殺で倒れてしまい、主人公だけが生き残る。

 上司と接触すると、実は情報が漏れていることは把握していて、内通者を炙り出すための作戦だったことが明かされる。だが、主人公が生き残ったことでスパイ疑惑をかけられ、濡れ衣を晴らすために単独で行動を開始。

 武器商人と接触するためにメールを送り、内通者の正体と引き換えにリストを提供する取引を持ちかける。主人公は新たな仲間をリクルートし、消防士になりすましてCIA本部へ潜入。絶対に侵入不可能とされているデータ保管室に天井裏から進入し、命がけでリストのコピーを奪取する。このシーンの緊張感と演出はシリーズ屈指の名場面でした。

 CIAはリストが盗まれたことに気づき、主人公の母親を拘束して彼をおびき寄せようとする。その直後、死んだと思われていたリーダーが主人公の前に現れ、「裏切り者はCIAのボスだ」と告げるが、主人公は逆に「リーダーこそが黒幕だ」と見抜く。

 リストを渡す交渉の場に選ばれたのは高速鉄道の中。交渉が成立したと思いきや、リーダーが金を奪って逃げようとする。高速鉄道の屋根で繰り広げられるバトルと、ヘリの爆破シーンは大迫力。最終的に主人公の無実が証明され、ミッションは完了する。

 冒頭から流れるあの有名なメインテーマに一気に気分が高まり、映画のテンポの良さと緊迫した展開が絶妙でした。スパイチームでの連携、ギミックの効いたスパイアイテム、変装や潜入といったスパイ映画らしさも存分に味わえます。

 中盤のスパイ本部への潜入シークエンスは、今観ても息が詰まるほどの緊張感があって圧巻でしたが、終盤にリーダーがなぜ生きていたのに突然現れたのか、銃撃戦の流れが少しわかりづらいところもあり、その点はもやっとした部分でした。

 それでもクライマックスの新幹線バトルは今見ても派手で楽しく、全体として110分しっかり楽しめて、テンポも良くて緊張感と娯楽性のバランスが取れたスパイアクション映画だったと思います。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/06/02 NETFILX 2023/08/19 NETFLIX

監督ブライアン・デ・パルマ 
脚本デイヴィッド・コープ 
ロバート・タウン 
原作TVシリーズ創作ブルース・ゲラー 
出演トム・クルーズ 
ジョン・ヴォイト 
ヘンリー・ツァーニー 
ジャン・レノ 
ヴィング・レイムス
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