映画【私の少女】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ソウルから田舎の警察に転任してきた警官が虐待を受ける少女の交流の話。

●感想

 自らも心に闇を持つ主人公と一緒に村社会の閉塞感いっぱいの世界を見せてくれます。そこに出てくる同性愛、不法就労外国人、虐待。

 祖母と継父に虐待されている少女が果たして何を考えているのか? というサスペンスはちょっと少女のキャラクターは漫画チックすぎるかな? と思わなくはないですが、主人公のペ・ドゥナさんの抑えた存在感は素晴らしくて、お酒をペットボトルに移して飲みながらどこか諦めているかのような表情が最高でした。

 韓国って電話から聞こえてくる声だけで逮捕しちゃうって本当なんだろうか? と状況証拠だけで逮捕されたらたまんないなと思ったり、同性愛に対する偏見だったり、田舎の労働力が不足していてそれを補うために不法就労者がいたり、と韓国の問題点を知ることのできる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/10/02 DVD

監督チョン・ジュリ 
脚本チョン・ジュリ 
出演ペ・ドゥナ 
キム・セロン 
ソン・セビョク 
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