映画【陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 制服警官が酷い上司に翻弄される話。

●感想

 アル・パチーノ、ジュリット・ビノシュ、レイ・リオッタと豪華なキャストの競演がみものでそれが見られるだけで満足の1本でした。

 ただお話や作風はなかなか退屈で、911直後のNYの警察事情や80年代の貧困層の公営住宅、また主人公の娘さんの病気など面白くなりそうな設定が描かれる割には、どれも深く描かれずむしろ長く退屈な時間が過ぎていきました。

 物語の基本は主人公に謎の脅迫があって、それの犯人を探っていく話ですが、正直主人公は捜査という捜査はせず、無表情で黙っているだけで現在と同じ時間くらい主人公の少年時代の回想が挿入されて、ただでさえテンポが悪いのに余計にテンポの悪さを感じさせる回想の多さでした。

 上司たちが主人公を脅迫して詰め寄ってくるのも結構いきなりですし、主人公を脅迫したり時には殺人事件も起こす真犯人も解明されてもなぜあなたが? という人物で終始謎の展開の映画で、更には邦題の陰謀の代償なのか謎の映画でした。

鑑賞日: 2020/01/15 BS日テレ

監督ディート・モンティエル 
脚本ディート・モンティエル 
出演チャニング・テイタム 
トレイシー・モーガ 
ケイティ・ホームズ 
レイ・リオッタ 
ジュリエット・ビノシュ 
アル・パチーノ 

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