映画【ビッグ・アイズ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 絵描きの夫婦が奥さんが描いてるけど旦那さんが描いたことになっちゃって大騒動になっていく話。

●感想

 画面の色づくりがティム・バートン監督らしくてカラフルで見ているだけで楽しい気持ちになる作品でした。そして旦那さん役のクリストフ・ヴァルツさんが嫌味たっぷりで演じていて、腹立たしい役回りで彼を大嫌いと思えるキャラクターで最高でした。

 男性優位社会が当然の時代に主人公の奥さんが旦那さんとたまたま出会って結婚する。たまたま飲み屋に飾っていたら、奥さんの絵が売れるということになり旦那さんが思わず自分の絵だといって売り込んじゃうことからどんどんと話が広がっていってしまいます。

クライマックスの裁判もクリストフ・ヴァルツさんの独壇場でコメディとして笑えて面白いですが、肝心の奥さんに対してもそこまで共感できるつくりになっていないように思えました。男性に頼るしかなかった時代の女性というものはどういう生き方だったんだろうか。というのを見たかったです。

 そのためひたすら、クリストフ・ヴァルツさんが前へ前へ出てきて暴れるというのも見る映画でそれはそれで面白いですが、1本の映画として伝記映画としては消化不良に感じてしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/25 Blu-ray

監督ティム・バートン 
脚本スコット・アレクサンダー 
ラリー・カラゼウスキー 
出演エイミー・アダムス 
クリストフ・ヴァルツ 
クリステン・リッター 
ジェイソン・シュワルツマン 
ダニー・ヒューストン 
テレンス・スタンプ 
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