映画【プレミアム・ラッシュ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ニューヨークのメッセンジャーが悪徳刑事から追いかけられて街を疾走する話。

●感想

 スピード感いっぱいのストーリーで主人公が荷物を受け取って仕事をしようとしたら、刑事にその荷物をよこせと脅されて、仕事優先でその場から逃げようとしたらその刑事さんに追いかけられるという。次から次に障害が発生してそれを突破していく様子が面白かったです。時間軸を行ったり来たりするのも混乱することなく、むしろ事件の真相を小出しに見せていってくれて退屈しない方法としてよかったと思います。

 ただ悪徳刑事に絡まれるという本筋が結構無理やりで、もう少し他に見せ方なかったのかな? と物語の根幹の設定に入り込めなかったです。それに主人公を始めとするメッセンジャーたちが信号無視や逆相が当たり前で、メッセンジャーってこんな無法者たちの集まりなんだと誤解してしまいそうな描写が多くて、ただの迷惑者集団にしか見えないのが痛かったです。メッセンジャーの風評被害になりそうです。

 そして主人公がなぜメッセンジャーとして一流なのかとかもよくわからなかったです。ギア付きのムキムキの黒人さんとギア付きでもなんでもない主人公がレースをしてなぜ勝てるんだろう? とか入り込めなかったです。

 とはいえ、主人公が未来を予想して街中を走ったり俯瞰映像で地図を示したりするのもゲームっぽくて面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/19 DVD

監督デヴィッド・コープ 
脚本デヴィッド・コープ 
出演ジョゼフ・ゴードン=レヴィット 
マイケル・シャノン 
ダニア・ラミレス 
ジェイミー・チャン 
アシフ・マンドゥヴィ 
ローレン・アシュリー・カーター 
アーロン・トゥヴェイト 
ニック・デミッチ 
ブライアン・コペルマン 
マシュー・ローチ 
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