映画【MIFUNE: THE LAST SAMURAI】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 三船敏郎さんが映画界でどんだけ凄いかを軽く知ることができるドキュメンタリー。 

●感想

 三船さんことを知る役者仲間やスタッフさんたちが三船さんの人柄や演技の凄さを語っていて、どれだけ映画界に貢献してたのかを知ることができました。三船さんを語る上でやっぱり黒澤明監督についてもセットで見せてくれました。 

 ただこれといって新鮮な語り口ではなく既存の情報しかないので新しい面白さはなかったです。それでいて序盤は三船さんことよりチャンバラ映画の歴史から始まったりするので一体何を見ているのだろうとボケッとしてしまうスタートだったりしました。そこからも中国で生まれて兄貴分として少年兵たちを支えたこととか役者ではなくキャメラマンとして東宝に来たのに間違って役者になってしまって、そこから黒澤作品に出てダイナミックなお芝居をして、だけど酒乱でみんな困って、映画界が斜陽に入ってテレビ界にも進出してスタートして三船プロの社長として頑張って、不倫スキャンダルがあって。と語り尽くされた話を延々とするので正直80分の短さが長く感じてしまいました。 

 語り尽くされた三船さんや黒澤さんのことよりも土屋嘉男さんや加藤武さん、中島春雄さん、夏木陽介さんの姿を見られてそちらで満足してしまうという不思議な1本でした、 

 とはいえ、三船作品黒澤作品をあまり知らない人にとっては入門書として良いドキュメンタリーだと思いました。 

☆☆☆

鑑賞日:2018/07/08 チネチッタ川崎

監督スティーブン・オカザキ 
脚本スティーブン・オカザキ 
スチュアート・ガルブレイズ4世 
原案松田美智子
出演香川京子 
司葉子 
土屋嘉男 
加藤武 
八千草薫 
夏木陽介 
二木てるみ 
野上照代 
宇仁貫三 
中島春雄 
中島貞夫 
佐藤忠男 
明石渉 
三船史郎 
黒澤久雄 
スティーブン・スピルバーグ 
マーティン・スコセッシ 
役所広司 
ナレーションキアヌ・リーブス 
AKIRA

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