映画【くちびるに歌を】感想(ネタバレ)

kutibiruuta
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●こんなお話

 東京でピアニストだった教師が五島列島の学校に赴任して、そこの合唱部の顧問になって、生徒さんたちも悩みながら合唱にうちこむ話。

●感想

 オーソドックスな作りで丁寧に先生と生徒たちを描いていて好感のもてる作品でした。
 メインは東京で有名なピアニストだったけど、ある理由で五島列島の学校に赴任してきた先生。母親が亡くなり祖父母に育てられて女を作って逃げた父親を憎む女生徒と障害のある兄の世話が大変で合唱部の練習に参加しにくい男の子の3人がメイン。

 有名なピアニストが来たとざわざわする合唱部。けど、先生がやる気がなくてガッカリだったり。女子だけだったのに美人の先生目当てに入ってくる男子たちのやる気のなさに嫌気がさしたりしながら、それぞれの問題に悩んでいく姿が映し出されます。
 それぞれの問題を突破して、クライマックスに合唱するというのは無条件に感動してしまいます。

 ただこの内容で130分はチト長いし、その割に生徒たち側の描かれ方は不足していると思いました。いつの間に部活に反対してた父親は息子の事認めたんだろう。とか出産を控えた先生の危機がクライマックスに設定されていたりするのが弱い気がしました。そのため、クライマックスもそれほど盛りあがることはなかったです。
 とはいえ、反発したり悩んだりしながらも合唱に打ち込む姿は胸が熱くなる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/03/24 イオンシネマ多摩センター  2017/06/06 NETFLIX

監督三木孝浩 
脚本持地佑季子 
登米裕一 
原作中田永一
出演新垣結衣 
木村文乃 
桐谷健太 
恒松祐里 
下田翔大 
葵わかな 
山口まゆ 
柴田杏花 
佐野勇斗 
渡辺大知 
室井響 
眞島秀和 
木村多江 
小木茂光 
角替和枝 
井川比佐志 
石田ひかり 

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