映画【13時間 ベンガジの秘密の兵士】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　ガタフィ政権が倒れた後のリビアでアメリカ大使館が武装勢力に襲撃されて、CIA警備兵の戦いの話。

●感想

　主人公がリビアのベンガジにやってきてCIAの警備兵として赴任して誰が敵で誰が味方かわからない状況の中、大使が領事館にやってくるということで領事館に行くけど全く警備ができていない。

　9月11日にいきなり大使館に武装勢力がやってきて、大使が危機に陥る。近くにいる主人公たちは大使を助けに行こうと思うけど上官は許可しない。なかなか助けに行けない中、命令を無視して現場へ。燃やされる大使館から大使を助けようとするけれど、見つけられず撤退。しかも敵の増援が来るということで、CIAまで戻るけど道中で襲われてカーチェイスしたり。

　アジトに戻ってから屋上で迎撃する体制をとって、襲ってくる敵に対してひたすら銃撃戦。航空支援を求めるけど来てくれなかったり。援軍が向かうけど現場を知らないので到着まで時間がかかる。

　そして迫撃砲で敵が襲ってきて、主人公の親友とかが戦死したりして、さらに敵だと思われる重武装した兵隊がやってきてもう駄目かと思ったら味方だったことが分かって帰国できることになっておしまい。

　なぜ、アメリカ大使館が襲撃されるのかとかの説明は最小限にひたすら現場の兵隊たちの劣勢の戦いを見せてくれて、マイケル・ベイ監督作品らしいいろんな兵器が出てくる140分でした。

　序盤は主人公たちの大使を警備する日々や奥さんや子どもに会いたいというよき家庭人の姿が描かれ、ある日、いきなり大使館が襲撃されて更にはCIAの秘密基地が襲われてアラモ砦のような戦いが延々と映し出されます。

　主人公たちはみんなヒゲのおじさんで誰が誰だかわからなかったり、ずーっと撃ちあってるのでさすがに迫力ある映像でもさすがに飽きてきてしまうものでした。襲撃されては防いで、ちょっと休憩してまた襲撃されて防いでの繰り返しで疲れます。

　そもそも何でこの事件があったのかとかを描かず、やられたアメリカ側だけしか描かないのは仕方ないですが、ひたすら仲間を守るという行動は万国共通でかっこよかったです。そして、このような事件があったことが知ることができる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/09/07 Blu-ray　2023/10/24 Amazonプライム・ビデオ