映画【群盗】感想(ネタバレ)

kundo-age-of-the-rampant
スポンサーリンク

●こんなお話

 家族を殺された男が百姓たちを救っている盗賊の仲間になって圧政を敷く強いイケメンと戦う話。

●感想

 夕陽をバックに砂煙をたてながら馬で疾走して、顔にグンとズームしたり音楽の使い方だったり、はたまたガトリングガンが出てきたりとマカロニウエスタンを意識した作り。そして章立てされている作品でした。

 でしたが、140分近い長い上映時間が必要だったのか? と思える展開でした。主人公が盗賊になってからが本題だと思いますが、そこに至るまで映画の半分近くまで時間を使うのがだるかったです。3部作の1作目かのような遅い展開。そこに至るまで、カタキ役の出生から現在に至るまでが結構な時間描かれたり。盗賊たちの生活が描かれたり。

 そしてやっとこさ主人公が盗賊になって義賊として戦い始めますが、アクションシーンも中盤以降になるまでないのでダラダラとした印象だけが残りました。そして肝心のアクションシーンも細切れアクションのため、何をしているのかわからず、盛り上がりませんでした。
 主人公が力持ちで身体が硬いという設定も果たして、そこまで活かされないのが残念でした。冒頭で紹介された盗賊たちも時間をかけて紹介されてるわりには魅力がないため、クライマックスでの里が襲撃されるアクションもただ長いだけ。

 カタキ役のカン・ドンウォンさんが美しく描かれていて、不遇の出生が描かれて共感を得られるように作られているけど。やっぱり極悪非道すぎて入り込めなかったです。
 カタキ役が時間をかけて描いてるわりに主人公のハ・ジョンウさんがあまり出てこないのも残念な映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2015/05/06 シネマート新宿  2016/01/12 DVD

監督ユン・ジョンビン 
脚本チョン・チョルホン
出演ハ・ジョンウ 
カン・ドンウォン 
イ・ギョンヨン 
イ・ソンミン 
チョ・ジヌン 
マ・ドンソク 
ユン・ジヘ 
チュ・ジンモ 
ソン・ヨンチャン 
チョン・マンシク 
キム・ジョング 

コメント

タイトルとURLをコピーしました